2020/03/10
コールドプレイが、米NPRによる人気シリーズ『Tiny Desk Concert』に出演し、約20分に及ぶセッションで、最新アルバム『エヴリデイ・ライフ』からの楽曲や故プリンスによる名曲「1999」など計5曲を披露した。https://youtu.be/ENSOFQCmj78
公共ラジオ局の小さなオフィスに、フォー・ラヴ・クワイアの9人とともに登場したクリス・マーティンとギタリストのジョニー・バックランド。クワイアのソウルフルな歌唱をバックに、赤い花が付いた黒のタキシード・ジャケットを纏ったクリスは、ゴスペル風メロディをピアノで奏でながら、最新作から「Cry Cry Cry」をまず演奏すると、多幸感あふれる「Viva La Vida」のアコースティック・バージョンでは、クワイアによる天に昇るような“Jerusalem Bells”がオフィスに鳴り響いた。
曲間のMCでクリスは、クワイアのメンバー紹介を行うと、「彼らは、リアルに僕らの楽曲をフォトショップしてくれている。彼らのおかげで、従来よりも曲が格段と良くなっているからね」とお馴染みの自虐的なユーモアで会場の笑いを誘った。
続いて、クリスの軽やかなピアノとクワイアの息の合った歌唱が日曜日の礼拝を彷彿とさせる「Broken」がパフォーマンスされると、そのまま故プリンスの「1999」へ突入。ジョニーがバウンシーなパーティ・チューンの印象的なメロディ・ラインを紡ぐ中、クワイアのメンバーたちが交互に歌詞を担当し、そのユニークなヴォーカルをお披露目した。
環境に配慮して、しばらくツアーを行わないことを宣言していたこともあり、クリスは「このアルバムのために、あまり多く(のプロモーション活動)は行っていなくて、ほぼ冬眠状態でいようとしているけれど、Tiny Deskのような企画は、すごくピュアで、素晴らしくて、“あぁ、自分たちがこれ(音楽)をやっている理由はこれだ”と感じさせてくれる」と嬉しそうに話し、集まった観客に感謝すると、エモーショナルな「Champion of the World」でセッションを締めくくった。
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