2010/04/26 00:00
ベテラン・ロックグループAC/DCの映画サウンドトラック『IRON MAN 2』が、今週の全英アルバム・チャートで首位の座を獲得し、彼らにとって通算3枚目となる全英No.1アルバムが誕生した。AC/DCが初めて全英No.1を獲得したのは1980年の『BACK IN BLACK』で、2008年には『BLACK ICE』で再び頂点に立っている。
AC/DCに阻まれて初登場2位に甘んじたのはPAUL WELLERの最新作『WAKE UP THE NATION』で、週の中盤あたりまでは売り上げで首位を走っていたが、最終的には逆転される形となった。THE JAMとTHE STYLE COUNCILを経てソロ・キャリアをスタートさせたWELLERは、これまでに『STANLEY ROAD』(1995年)、『ILLUMINATIONS』(2002年)、そして前作『22 DREAMS』(2008年)の3枚で全英No.1を獲得。また、『WILD WOOD』(1993年)、『HEAVY SOUL』(1997年)、『HELIOCENTRIC』(2000年)、『STUDIO 150』(2004年)の4枚が最高位2位を獲得している。
続く3位には、先週のNo.1から後退したPLAN Bの『THE DEFAMATION OF STRICKLAND BANKS』、4位には初登場でMEAT LOAFの『HANG COOL TEDDY BEAR』と続き、その他の注目としては8位に登場したイギリスのアーティストKATE NASHの2作目『MY BEST FRIEND IS YOU』と、先週のシングル・チャートで「NATURALLY」が7位に入りアルバム『KISS & TELL』も12位に初登場を果たしていたSLENA GOMEZ & THE SCENEの存在だろう。
一方、今週のシングル・チャートでは、SONY傘下のRCAレーベルから登場した18歳の新人DIANA VICKERSの「ONCE」がNo.1を獲得。彼女は2008年の『THE X FACTOR』でセミ・ファイナリストに残った実力派で、番組出演後にRCAとのアーティスト契約を交わした。しかし昨年の10月から今年1月にかけて、ロンドンのウエストエンドで上演されたリバイバル作品『THE RISE AND FALL OF LITTLE VOICE』で主役を務めることが決定したため、レコード・デビューが遅れる形となっていた。ちなみに今回No.1に輝いた「ONCE」は、イギリスの実力派ソングライターCATHY DENNISとEG WHITEによる共作だ。
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