2020/03/08 07:00
3月8日は“5人目のビートルズ”と言われたイギリスの音楽プロデューサー、ジョージ・マーティンの命日。
ジョージ・マーティンは1926年1月3日、英・ロンドンのハイベリー生まれ。音楽学校でクラシック音楽について学び、1950年に英EMIに入社したマーティンは、1962年からビートルズに携わるようになり、以降、数々のヒット曲のプロデュースを手がけた。ビートルズのプロデュースでは、オーケストラやエフェクトによる具体的な音楽表現に落としこむ部分で大きな役割を果たしたと言われており、「イエスタデイ」や「ア・デイ・イン・ライフ」など、現在でも広く知られるザ・ビートルズの名曲のオーケストラ・アレンジで手腕を発揮した。
ビートルズの解散後もポール・マッカートニー&ウィングスによる映画『007 死ぬのは奴らだ(Live and Let Die)』(1973年)のサウンドトラックや、同じくポールのソロ作『タッグ・オブ・ウォー』(1982年)などをプロデュース。ほかにもジェフ・ベック、チープ・トリック、エラ・フィッツジェラルド、スタン・ゲッツ、ケニー・ロジャース、ピーター・ガブリエル、スティング、カーリー・サイモン、ケイト・ブッシュなど、錚々たるメンバーのプロデュースを手掛け、その手腕を発揮した。マーティンは米ビルボードHot 100において『最も多くNo.1を獲得したプロデューサー』という記録を保持している。
マーティンは1996年にナイトの爵位が授与され、2002年にはエリザベス女王即位50周年コンサートの総監督を務めるなど、イギリス音楽界の巨匠として活躍を続けたが、2016年3月8日、90歳でこの世を去っている。
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