舞台「ボ－イズ・イン・ザ・バンド　～真夜中のパ－ティ－～」の制作発表会見が２２日、東京都内で行われ、出演者の安田顕、大谷亮平、鈴木浩介ほかが登壇した。
　本作は、１９６８年にオフブロ－ドウェ－で初演され、１０００回を超える公演を重ねた傑作会話劇。ゲイの友人たちによる一夜の誕生パ－ティ－での出来事を通して、ＬＧＢＴの人々を取り巻く社会の現実、アイデンティティ－、愛憎などを描く。
　「個人的に男にほれた」というト－クテ－マで、ほれた相手に安田を挙げた鈴木が「一緒に飲んでいるときに『もう一杯いいですか？』と尋ねると、絶対にノ－と言わない器の大きさです」と理由を述べ、「来世では結婚しようと思っています」と告白すると、安田が「同じ墓に入ってください」と返して会場は笑いに包まれた。
　また、共演者の中からほれる相手を見付けたいという安田は「稽古中に、コミュニケ－ションの一環で一人ずつ壁ドンしていただいて誰が一番か決めたい」とコメントした。
　一方、登場人物の中で唯一のストレ－ト役の大谷は「ゲイの素養がありそうな登壇者がいる？」と尋ねられると、演出の白井晃の名を挙げ、「髪形とか風貌とかがヨ－ロッパの音楽家さんのような雰囲気があるので…。すみません」と恐縮しながらも理由を答えて会場の笑いを誘った。
　舞台は７月１８日から７月２８日まで、都内・Ｂｕｎｋａｍｕｒａシアタ－コク－ンほかで上演。
舞台「ボ－イズ・イン・ザ・バンド」制作発表会見の登壇者一同

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