2020/02/24
『トイ・ストーリー』シリーズ、そして『リメンバー・ミー』で世界中を感動の渦に巻き込んできたディズニー&ピクサーの最新作にして、ピクサー映画史上もっとも泣ける作品として呼び声高い『2分の1の魔法』が2020年3月13日より全国公開する。
はるか昔は魔法に満ちていたが、時の流れと科学や技術の進歩と共に忘れ去られ、“魔法が消えかけた”世界を舞台に、主人公イアンは生まれる前に亡くなったお父さんに“一度だけでいいから会いたい!”と願う。何をやっても上手くいかず自分に自信を持てないイアンは、実は隠れた魔法の才能を持っていた。一方、兄のバーリーは弟のイアンとは正反対の陽気な性格のキャラクター。2人は“お父さんに会いたい”という願いを叶えるため、父を完全(全部)に蘇らせる魔法を探す旅に出るが、24時間以内に魔法を完成させないと二度と会えなくなってしまう……。
主人公・イアン役を演じたのはMCU版『スパイダーマン』シリーズでアベンジャーズの仲間入りを果たしたスパイダーマンを演じ、世界中から愛されているトム・ホランドだ。イアンもトムのハマり役になっているが、その理由は3つある。実年齢より若い役が得意なこと、細くて高い声の持ち主であること、そして有言実行する能力を備えていることだ。
現在23歳のトム・ホランドは19歳の時にスパイダーマン役に抜擢され、15歳のスパイダーマン役を見事に演じ、“世界の孫”という異名が付けられ世界中から愛される存在になった。お父さんに会いたいと願う内気でシャイなイアンの声を務めたトムの特徴の一つに“細くて高い声”があるが、ダン・スキャンロン監督は「トム・ホランドの声を聞いた時イアンにぴったりの声だと思ったんだ」、プロデューサーのコーリー・レイは「イアン役には高校生の16歳らしい声の持ち主が必要だったの。トムの声を聞いた時、内気でシャイだけど、自分を変えたいという感情的な演技ができる声だと思ったわ。まさに私たちが求めていたイアンの声だったのよ」とトムの声を大絶賛している。
さらにトムはイアンと同じく、勇気を持って踏み出し願いを叶える力を持っている。実は15歳の時にトムはインタビューで「スパイダーマンになりたい」と大きな夢を語っており、その4年後にスパイダーマン役をゲットしたという逸話がある。ピクサーはどの作品でも声優を選ぶさい、演じる人とキャラクターにつながりや共通点を持っていることを重視しており、叶えたい願いがあるイアンの気持ちをしっかり表現できる人を求めていた。スキャンロン監督はトムの魅力について「トムはとても正直で、誰もが虜になってしまう素晴らしい魅力があるんだ。それに若いのに演技力がある。だからこそ世界中の人々は、彼が演じるどんなキャラクターも応援したくなるんだと思うよ」と、多彩な才能を持つトム・ホランドだからこそイアン役に抜擢したと明かしている。トムの新たなハマり役となった内気な高校生イアンに注目してみてほしい。
◎公開情報
『2分の1の魔法』
近日公開
監督:ダン・スキャンロン
字幕版キャスト:トム・ホランド、クリス・プラット
日本語版キャスト:志尊淳、城田優
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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