2012/11/23
世界的作曲家にしてシンセサイザー・アーティストの草分け的存在である冨田勲新制作『イーハトーヴ交響曲』の世界初演が11月23日、東京オペラシティコンサートホールで開催された。
『イーハトーヴ交響曲』は、今年80歳を迎える冨田勲が大友直人指揮による総勢約300人におよぶ管弦楽、合唱団が時空を超えた宮沢賢治の世界を創出する作品。また、現代アートの最先端にたつヴァーチャル・シンガー、初音ミクがソリストとして登場することも大きく話題となり、チケットは即完売していた。
会場には長年の冨田勲ファン、初音ミクファン、大友直人ファンと多用の客層であふれ返った会場は超満員となった。宮沢賢治が夢見た理想郷を描き出す冨田勲の音楽の世界に、初音ミクが登場するとオーケストラの演奏に合わせて歌い、踊るというパフォーマンスを披露した。素晴らしい共演に満席の会場は割れんばかりの大喝采を送った。
Photo:Masanori Naruse
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