2020/02/20 11:43
広瀬すずが髪をピンクにカラーリングし、メタルファッションでコメディに初挑戦した映画『一度死んでみた』。劇中で広瀬演じる七瀬がボーカルを務めるデスメタルバンド“魂ズ”の楽曲制作を担当したのは、音楽クリエイターのヒャダインだ。そんな彼よりBillboard JAPAN宛に本作の楽曲制作秘話が届いたのでお届けしよう。
楽曲「一度死んでみた」では、激しくヘッドバンギングしながら「デス!デス!デス!デス!」の連呼や「うるさいデス!しつこいデス!あれしろこれしろイラつくんデス!」とまくしたてる“魂ズ”。しかしながら、バンドは解散の危機を迎えており、ライブにきたスカウトのジェームス布袋(大友康平)にも「歌に魂が入っていない」と一蹴される、といった設定だ。
https://youtu.be/3pXrsmqH0-w
「本人達はデスメタルバンドのつもりなのに何か違う感じを表現しました」とヒャダイン。七瀬が映画冒頭のライブシーンで歌う楽曲について、「編曲、演奏だけではなく劇中のバンドメンバーの動きも世界を飛び回っているメタルバンドの方々にお願いしたので妙にリアルな部分とファンタジーな部分が入り組んだ楽しい曲になったと思っています」としており、一聞するとデスメタルっぽくない楽曲だが、パフォーマンスや編曲には本格的なメタルのエッセンスが散りばめられ、そのちぐはぐ感が面白いと語る。
また、「自分なりに一生懸命に歌う七瀬の歌声」が本作のこだわりの一つとのこと。実際に広瀬の歌声が入った楽曲を聴いて「広瀬すずさん、としてではなく、七瀬として歌ってくれて感服です。向こう見ずで世間知らずで反抗期で、よくわからずデスデス言ってるデスデス娘の暴走気味のテンションが込められた歌声だな、と役者魂を感じております」と大絶賛。
七瀬が歌う魂ズの楽曲は「一度死んでみた」以外にもあり、「歌詞がストーリーに関わる重要なものなので、歌詞がわかりやすく聞き取れて、かつキャッチーなものを作ろうと会議した記憶があります」とも明かしている。
自身の経営する製薬会社を娘に継いでほしい父親・計(堤真一)に対し、反抗期中こじらせ女子・七瀬は、売れないデスメタルバンド“魂ズ”のボーカルとして、大嫌いな父親への不満をライブでぶちまけている。そんなある日、計は“2日間だけ死んじゃう薬”を服用し、仮死状態に。父親の絶体絶命のピンチを救うべく、七瀬は計の秘書・松岡(吉沢亮)と奮闘する…。映画『一度死んでみた』は3月20日より全国ロードショー。
◎公開情報
映画『一度死んでみた』
出演:
広瀬すず 吉沢亮 堤真一
リリー・フランキー 小澤征悦 嶋田久作 木村多江 松田翔太
加藤諒 でんでん/柄本時生 前野朋哉 清水伸 西野七瀬
城田優 原日出子 真壁刀義 本間朋晃/野口聡一(JAXA宇宙飛行士)
佐藤健/池田エライザ 志尊淳/古田新太 大友康平 竹中直人 妻夫木聡
脚本:澤本嘉光 監督:浜崎慎治 音楽:ヒャダイン
配給:松竹 製作:松竹 フジテレビ
(c)2020 松竹 フジテレビジョン
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