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2020/01/29 19:00

SonosとIKEAがスピーカー“SYMFONISK”を共同開発 「家の中を音楽で満たしたい」

 SonosとIKEAが共同開発したWiFiスピーカー“SYMFONISK”の発表会が、1月29日にビルボードカフェ&ダイニングにて行われた。

 IKEAは、これまで暮らしをテーマにアンケートや聞き取り調査などによる「ライフアットレポート」を作成。2019年の調査結果では、この日本において61%の人たちが自宅でプライバシーを確保したいと考えているものの、14%が確保できていないと答えたという。そして自宅でプライバシーを確保し、リラックスするために必要なこととして、60%の人が音楽、67%の人がテクノロジーと答えたそうだ。

 それらの調査により、今回のコラボレーションが実現。自宅のインテリアに自然に溶け込み、かつ高音質なサウンドが楽しめるスピーカーとして、“SYMFONISK”が誕生した。Sonosのシニア・プロダクト・マネージャーであるサラ・モリス氏は「これまで自宅にスピーカーを置くことに対し、置き場所がないこと、インテリアと合わないテクノロジーを家の中に置きたくないこと、コードが多すぎることなど、様々なハードルがあった」と説明。今回の共同開発が、それらのハードルをクリアにしたと述べた。

 また、今回発表された2種類のスピーカーのうち、ブックシェルフ型は14,990円(税込)とSonosの製品ラインナップの中では最も低価格に。職人による吹きガラスで作られたランプシェードにスピーカーを内蔵したテーブルランプ型も24,990円(税込)となっている。IKEAでホームスマート/プロダクト・デザイン・ディヴェロッパーを務めるステーパン・ベーギチ氏は、音質を落とさず低価格を実現するのは大きな課題だったとし、多くのプロトタイプを作りながら、何がベストで、何が効率的なのかを絞り込んだと説明した。

 本シリーズに限らずSonosは、WiFiでストレスフリーに接続できることが特徴だ。1つのアプリケーションを通じて、部屋に設置したスピーカーを全てコントロールすることができ、部屋ごとに音楽を変えることも、全ての部屋で同じ音楽を流すことも容易にすることができる。本製品発表会は「1回だけのコラボレーションだけでなく、長期的な取り組みによって、家の中を音楽で満たしていきたい」と締めくくられた。

 本製品はヨーロッパでは既に2019年8月より発売がスタートしており、日本では2月1日よりIKEAの店舗およびオンラインで発売される。

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