Billboard JAPAN


NEWS

2020/01/16 20:07

長谷川博己、過酷な撮影の舞台裏を告白 迫力満点の殺陣で「酸欠状態になった」

 2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の初回完成試写会が16日、東京都内の同局で行われ、上映後、主人公・明智光秀を演じる長谷川博己、演出の大原拓氏、制作統括の落合将氏が会見に応じた。
 本作は「本能寺の変」を引き起こした武将・明智光秀を主人公に、斎藤道三や織田信長など、群雄割拠の戦国時代を駆け抜けた英傑たちの生きざまを描く。
 登壇した長谷川はまず「いろいろありましたが、ようやく皆さんの前に作品をお届けすることができ、ひとまず安堵(あんど)しております」とあいさつした。
 今まであまり知られていなかった光秀の姿を描く、という製作陣の意気込みを表すかのように、第1回は冒頭から迫力満点の殺陣が繰り広げられる。
 その狙いについて大原氏は「光秀は、武の部分が今まであまり描かれていない。(脚本の)池端(俊策)さんが『光秀は戦ってきた人なので、ちゃんと戦いたい』と言っていたので、『自分たちの明智の荘を守る』という思いを、戦いに乗せたかった」と説明した。
 さらに「長谷川さんに躍動してもらいたかった」と語った大原氏は、撮影時の長谷川の様子を、「広大な段々畑をずっと休まず駆けてくださいとむちゃなオ-ダ-をして、やり遂げていただいた。息切れで殺してしまうんじゃないかと思うぐらいでしたが、ものすごく頑張っていただいたおかげで、迫力あるキャラ像になった」と語った。
 過酷な撮影を乗り越えた長谷川は「出来上がりは編集で切り返していますが、実際は全部一連でやったんです」とさらなる裏話を披露。
 続けて「人を斬るとき、僕の中では息を止めるんです。次も斬って、次も斬って、追い駆けて…というシ-ンをずっとやっていたので、ほとんど息をしていない。だから、走っていると酸欠状態になって。だけど、完成した映像では編集されていたんですよね」とやや残念そうな様子を見せつつも、「今ここで言えてよかったです」と笑顔を見せた。
 今後も殺陣の場面はあるようだが、さすがにこの撮影は大変だったらしく、長谷川は「これからは、よろいを着てそういうことをやるシ-ンも出てきますが、少しご容赦いただきたいなと思っています」とけん制し、会場の笑いを誘った。
 大河ドラマ「麒麟がくる」は1月19日(日)スタ-ト。初回は75分拡大版。

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    【ビルボード】Travis Japan『's travelers』15万枚超でアルバム・セールス・チャート首位 岩田剛典/&TEAMが続く

  2. 2

    BE:FIRST、ワンカットで幸福感あふれる「街灯」MV撮影

  3. 3

    H ZETTRIOの音楽番組、大晦日5時間SPに続いて新春SPも決定&番組ショーケースライブ“千秋楽”レポート到着

  4. 4

    Stray Kids、まるごとスキズ仕様の貸し切り新幹線「Stray Kids Special Express」が運行

  5. 5

    <ライブレポート>Mrs. GREEN APPLE、夢に見てきた光景に感動 計10万人動員した10周年記念ライブに続く次なる舞台は5大ドームツアー

HOT IMAGES

注目の画像