2020/01/16
ACE COLLECTIONが、2020年1月14日にファンクラブ限定フリーライブ【CHAPTER 3】を東京・TSUTAYA O-EASTで開催した。
Z世代を代表する話題のバンドとあって、会場には音楽関係者も多く足を運んだ。2019年10月30日にリリースした2ndアルバム『HELLO WORLD』より、同名トラックがバックに流れる中、たつや◎(Vo&Gt.)、LIKI(Gt.)、奏(Ba.)、RIKU(Dr.)の4名が姿を現すと、大きな歓声が上がった。オーディエンスをザっと見た限り、中高生らしき学生の姿が多く見られた。1曲目の「LIFEメーカー」では、<そりゃわかんないことだらけ/不安なことだらけ/それでも弱音はほどほどにして/僕ら支え合って必死に息を吸って吐いて/泣いて笑っていこう/全ては自分次第>という言葉とともに拳を高く突き上げるACE COLLECTION。決まったレールを進まなくてもいいと、堂々と歌う彼らの言葉に勇気づけられる若者が多くいるだろう。
そのまま「BLACK HOLE」、「君と花したい」でオーディエンスの心を掴んだACE COLLECTION。新年一発目のライブとなったこの公演でたつや◎は「これからの人生、『はじめまして』をたくさんすると思うんだ。いつでも俺たちは謙虚でいこうと思っているから、今年もよろしくね!」と挨拶し、「鬱憤」、「FIRE」、「BLUE」、そして早くも彼らの代表曲ともいえる「シンデレラ」では、ここまでのプレイとは違う切ないラブソングで会場の視線を独占した。
ここで、4人から重大な発表が。4月よりユニバーサルミュージックEMI Recordsよりメジャーデビューすることが決定したのだ。多くのバンドが目指すひとつの目標を、ACE COLLECTIONは結成からわずか2年弱で叶えたわけだが、「俺たちの心の中は変わらない。沢山、意見交換をしていい意味でぶつかり合いながら、俺たちは俺たちのまま突き進んでいくから、これからもよろしくお願いします! ACE COLLECTIONパワーアップします!」と高らかに宣言。それにオーディエンスも拍手で応えた。「よっしゃ、俺たちの心の底からのロックを聞いてくれ」と人気楽曲「ROCK STAR」、そして「December 9」という最高の流れを作り、会場のボルテージは最高の域まで到達した。彼らはまだ数えられるほどの回数しかライブを行っていないそうだが、すでにオーディエンスの盛り上げ方を熟知しているかのようだった。
最後にメジャーデビューすることの意味を自問してきたというたつや◎は「大事な大事なバンドのために曲を書くってなった時に、全然曲が書けなくて、プレッシャーを感じてた。その大変な時期に、(ファンからの)リプに救われた気がした。最近になってやっと、この人生で感じたことをそのまま音にしよう、それをこの4人で一緒に演奏して、(リスナーが)そんな音楽に共感してくれたらいいなって思うようになった。ただ好きなことをガムシャラにやっても届かないこともあるけど、この4人なら届くんじゃないかって思ってるから、これからも自信を持って、自分達が選んだ方向に突き進んでいこうと思う。これからもみんな一人一人に助けられると思うから、これからもどうかよろしくお願いします」と、メンバーを代表して、心のうちを告白。慎重に言葉を選ぶたつや◎に会場からは温かい拍手が届けられ、最後はバンド初のバラード「約束のしおり」で約60分のショーは幕を閉じた。4月から全国5か所をまわる【ACE COLLECTION ZEPP TOUR 2020】を控え、春の始まりとともに大きなステップアップを踏むACE COLLECTION。今後も彼らの活躍を見届けたい。
Text by Mariko Ikitake
Photo by 鳥居洋介
◎リリース情報
「約束のしおり」
各音楽配信サービスで配信中
◎ツアー情報
【ACE COLLECTION ZEPP TOUR 2020】
2020年4月19日(日)KT Zepp Yokohama
2020年4月25日(土)Zepp Fukuoka
2020年5月4日(月)Zepp Osaka Bayside
2020年5月6日(水)Zepp Nagoya
2020年5月15日(金)Zepp Tokyo
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