2019/12/30
前週478,000ユニットで初登場1位を記録したハリー・スタイルズの2ndソロ・アルバム『ファイン・ライン』が首位をキープした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
『ファイン・ライン』の週間ユニット数は89,0000で、その内47,000枚がアルバムの純粋な売上枚数と、前週の346,000枚から88%近くダウンとなった。ポップ・アルバムが、2週にわたり首位をキープするのは、今年7月29日から8月3日付チャートでNo.1を死守したエド・シーランの『No.6 コラボレーションズ・プロジェクト』以来となる。デビュー作『ハリー・スタイルズ』でも1位を記録したハリーだが、2週目にわたり首位をマークしたのは今回が初となる。
当週の集計が12月26日までだったこともあり、TOP10には4作のクリスマス・アルバムがエントリーし、2013年以来、6年ぶりに最多となった。前週6位から2位にジャンプアップしたのは、週間ユニット77,000を獲得したマイケル・ブーブレの『クリスマス』。この順位は、2012年1月7日付のチャートで5週連続No.1を達成した以来の最高位となっている。2011年10月にリリースされた今作は、毎年クリスマス・シーズンになるとチャートインしているが、首位獲得以降の最高位は、2012年(2012年12月29日付)と2018年(2019年1月5日付)のホリデー・シーズンにマークした3位だった。
その他にも、2週間前にリリースから25年を経て初めてNo.1に輝いた「恋人たちのクリスマス」が収録されたマライア・キャリーの『メリー・クリスマス』が8位から4位へ浮上。前週から40%増となる週間ユニット71,000を記録した同作がTOP5入りするのは、1994年12月17日付チャートで3位をマークして以来となる快挙だ。7位をキープしたペンタトニックスの『ベスト・オブ・ペンタトニックス・クリスマス』を挟み、前週11位からTOP10入りして8位につけたのはナット・キング・コールの『クリスマス・ソング』。「きよしこの夜」、「さやかに星はきらめき」などクリスマス・スタンダードが多数収録されている同作は、ストリーミングに後押しされ、45%増となる60,000ユニットを記録した。なお、最高位は今年1月5日付チャートでマークした7位となる。
12月20日に新たに曲を収録し、リイシューしたことをうけて、今週10位には、ヤング・サグの『ソー・マッチ・ファン』がランクイン。前週36位から大ジャンプアップを果たした今作は、136%増となる週間ユニット53,000を獲得した。
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、1月6日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ファイン・ライン』ハリー・スタイルズ
2位『クリスマス』マイケル・ブーブレ
3位『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』ロディ・リッチ
4位『メリー・クリスマス』マライア・キャリー
5位『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』ビリー・アイリッシュ
6位『ハリウッズ・ブリーディング』ポスト・マローン
7位『ベスト・オブ・ペンタトニックス・クリスマス』ペンタトニックス
8位『クリスマス・ソング』ナット・キング・コール
9位『アナと雪の女王2』サウンドトラック
10位『ソー・マッチ・ファン』ヤング・サグ
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