2019/12/20
数々の記録を打ち立てながら数か月前に大盛況の内に終了したエド・シーランの【÷(ディバイド)・ツアー】が、米ビルボード・ツアー・チャート“Boxscore”のイヤーエンド・チャートおいて2年連続で年間首位に輝いた。集計期間中にBoxscoreに報告されたデータによると、同ツアーの今年の興行収入は2億2,370万ドル(約245億円)で、2,587,445のチケットが売れた。
年間トップを2年連続で達成したのはこれで2組目の快挙だ。もう1組は1998年と1999年に達成したザ・ローリング・ストーンズだが、1999年にはデイヴ・マシューズ・バンドとイン・シンクに動員数で抜かれている。収入と動員両方でトップを2年連続で達成したのはエドが初となる。
【÷(ディバイド)・ツアー】の2019年の日程は8月に終了した。2018年のフル日程はその年のトップ・ツアーとなったが、年間興収4億2,950万ドル(約470億円)はBoxscore史上最高で、ここでもストーンズと競り合う形になった。ストーンズの【ア・ビガー・バン・ツアー】は2006年に4億2,510万ドル(約464億円)を記録し、年間興収トップの座に君臨していた。
ツアー興収年間トップを2回以上達成したアーティストはエドを入れて6組しかいない。ザ ・グレイトフル・デッド(1991年、1993年)とマドンナ(2004年、2012年)がそれぞれ2回、ボン・ジョヴィが3回(2008年、2010年、2013年)、ストーンズが5回(1995年、1998年、1999年、2003年、2006年)、そして最多はU2の7回(1992年、1997年、2001年、2005年、2009年、2011年、2017年)となっている。
エドは今年4月にも米ビルボードの”Hot Tours”ランキングの月間トップを獲得している(3,180万ドル、約35億円)。2017年3月17日から2019年8月26日まで開催された【÷(ディバイド)・ツアー】は、ツアー全体で7億7,620万ドル(約822億円)の興収を記録し、長らくトップに君臨していたU2の歴代最高興収/動員記録(2009年から2011年にかけて開催された【360°ツアー】、7億3,640万ドル、約805億円)を塗り替えた。
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