2019/12/20
サイダーガールが12月19日、東京・渋谷TSUTAYA O-EASTにて、自主企画イベント【CIDER LABO Vol.8】を開催した。
結成当初から行われている【CIDER LABO】は“LABO=実験室”をテーマに実験的な挑戦を試みるイベント。今回は約1年半ぶりに東京、大阪で開催された。
待ちわびたオーディエンスの前に登場し、Yurin(Vo&Gt)の掛け声からスタートしたイベントは、エネルギッシュに「ぜったいぜつめい」を披露し始めると、オーディエンスが一斉に腕を振りレスポンス。開始早々にみられたオーディエンスの反応にメンバーも負けじと、勢いそのままに「リバーシブル」「くらし」までライブを走らせ、満員となったO-EASTに響き渡らせる。
「沢山曲をやろうと思ってますので、自由に楽しんでください!」とYurinが意気込みを言葉にすると、「ドラマチック」「至心酩酊存在証明」「ナイトクルージング」「スワロウ」を勢いよく畳みかけていく。MBS/TBSドラマイズム「都立水商!~令和~」のエンディングテーマになっていた「クローバー」でYurinのエモーショナルな歌声が会場に響き渡り、知(Gt)とフジムラ(Ba)が絡み合うと、オーディエンスはバンドのテンションと同期するように右手を掲げ、会場のボルテージも一気に上昇。本人達の気合いも充分。フジムラ(Ba)が「CIDER LABOも今日で8回目。皆さんありがとうございます!」と呼び掛けると、普段ライブでは披露しないというセットリストを展開し、東京で開催されるライブではかなり“レア”な「アンラッキーリビングデッド」、そこに続く曲目は、「恋のすべて」を熱唱し、いつもとはまた違う姿を見せ前半を締めた。
そして中盤、本公演のテーマを改めて説明したVTRが終わると、研究員に扮した白衣の衣裳でステージに現れ、今回一番の“実験”となる、新曲を披露。来年1月15日にリリースされるニューアルバムから現在先行配信中の「ばかやろう」では、歌詞がバックモニターに映し出され、ひときわ感情を震わせる。そこから続いて映し出されたMVを背に披露された『HUAWEI nova 5T』のTik Tokタイアップソング「週刊少年ゾンビ」では、パワフルなポップサウンドを鳴らし、フロアを沸かせ会場の熱気は最高潮に。後半は、サイダーガールの代表曲ともいえる「パレット」やメジャーデビュー曲「エバーグリーン」を含む、ライブではおなじみのナンバーを披露。定番曲の「メランコリー」では、会場が完全一体化。サイダーガールのディープな世界観に魅了されたオーディエンスを前に披露された「約束」をラストにステージを去った。
しばらく拍手が鳴りやまない中、歓声が飛び交うアンコールに応えたメンバーは、ニューアルバムからもう1曲、新曲「クライベイビー」を披露。全体的に華やかなブラスセクションが際立つ楽曲となっており、このあと先行配信される注目の1曲。「サイダーガールは全員作詞作曲してて、みんな色々なカラーを持っているので、それを感じてもらえるライブになってたらと思います」と知(Gt)が語り、色とりどりのライブを見せてくれた本公演は、アンコール最終曲「ラスト」を披露して、最後まで熱気に包まれた実験室となるイベントを締めくくった。
<セットリスト>
01.ぜったいぜつめい
02.リバーシブル
03.くらし
04.ドラマチック
05.至心酩酊存在証明
06.ナイトクルージング
07.スワロウ
08.クローバー
09.アンラッキーリビングデッド
10.恋のすべて
11.ばかやろう
12.週刊少年ゾンビ
13.パレット
14.エバーグリーン
15.なまけもの
16.メランコリー
17.約束
アンコール
01.クライベイビー
02.ベッドルームアンドシープ
03.ラスト
◎リリース情報
配信楽曲「クライベイビー」
2019年12月20日(金)配信リリース
Photo by 山川哲矢
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