2019/12/21 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(RHCP)の話題から。2019年12月15日、ここ10年間バンドのギタリストだったジョシュ・クリングホッファーが脱退し、ジョン・フルシアンテが復帰することを発表した。代わりに加入するフルシアンテは、結成メンバーだった故ヒレル・スロヴァクの死去後にRHCPのギタリストになり、1988年から1992年まで、そして1998年から2009年までの2期にわたって活躍した。彼がメンバーだった期間はRHCPが最も成功していた時期と重なっており、メインストリームでブレイクした1991年の『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』や、【グラミー賞】で<最優秀ロック・ソング>を受賞した「スカー・ティッシュ」が収録されている1999年の『カリフォルニケイション』で演奏している。
レッチリ、ジョシュ・クリングホッファー脱退&ジョン・フルシアンテ復帰を発表
12月4日~5日に、埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われた13年ぶりの来日公演の興奮も冷めやらぬ中、12月15日にU2初のインド公演となるムンバイで行われ、【ヨシュア・トゥリー・ツアー】が閉幕した。2017年5月に開始した【ヨシュア・トゥリー・ツアー】は、ヨーロッパ、北米、南米、メキシコ、ニュージーランド、オーストラリア、日本、そしてU2初の公演となったインド、シンガポール、韓国、フィリピンを巡り、全66公演で約300万人の観客を動員した。A.R. ラフマーンは「ムンバイ公演でU2とステージに立てたことは、偉大なるマハトマ・ガンジーと彼の信念である“アヒンサー”を祝福することを意味していました」と語っている。
U2、約300万人を動員の【ヨシュア・トゥリー・ツアー】が自身初のインド公演で閉幕
ビリー・アイリッシュの「bad guy」が、読売テレビ・日本テレビ系で放送される2020年1月期新日曜ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の主題歌に決定した。同日曜ドラマ枠では海外アーティストによる主題歌は今回が初となる。今回のドラマは清野菜名と横浜流星のダブル主演。横浜流星はコメントの中で、「挑戦的で、今の時代だからこそ作れる作品に、世界において今の時代を象徴する存在のビリー・アイリッシュさんの「bad guy」が主題歌に決まり、これは凄い事になったなというのが最初の感想です」と語っている。
ビリー・アイリッシュ、「bad guy」が清野菜名&横浜流星主演のドラマ主題歌に決定
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」がリリース25周年目で初のNo.1獲得を果たした。デジタル・ソング・セールス・チャートでも1位に到達しており、ストリーミング・チャートでも2週目のトップを維持している。ストリーミングがチャートに反映された2014年末以降、過去のホリデー・ソングもチャートインできるようになり、クリスマス・シーズンになると人気曲が毎年上位を占める傾向にある。「恋人たちのクリスマス」は、昨年のクリスマス・ウィークにストリーミング・チャートで1位を記録し、2019年1月5日付チャートで3位まで最高位を更新していた。
【米ビルボード・ソング・チャート】リリース25周年の「恋人たちのクリスマス」が初首位、ホリデー・ソングが席巻
マライア・キャリー、「恋人たちのクリスマス」初全米No.1獲得に喜びのコメント「世界が最高のホリデーを楽しめますように」
そしてアルバム・チャートでは、ロディ・リッチのデビュー・アルバム『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』がNo.1デビューを飾った。ロディ・リッチは、米カリフォルニア州コンプトン出身の新人ラッパー。初動ユニットは101,000で、そのうちストリーミングのよるユニット数が98,000、アルバムの実売はわずか3,000枚と、そのほとんどをSEAユニットが占めた。週間視聴回数は1億3,070回で、今週最大のストリーミング数を記録している。また、6位には、前週の71位から400%以上ポイントを増加させて故ジュース・ワールドのデビュー・アルバム『グッドバイ&グッド・リダンス』(最高4位)がチャートインし、再TOP10入りを果たした。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ロディ・リッチ初首位、故ジュース・ワールド2作がTOP10入り
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