2019/12/17
マライア・キャリーが、1994年にリリースしたお馴染みの定番曲「恋人たちのクリスマス/All I Want For Christmas」が、2019年12月21日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初めてNo.1に輝いた。発売から25年経った楽曲が首位に上り詰めたのは最長記録であり、クリスマスソングが全米No.1になるのは「The Chipmunk Song」以来、なんと61年ぶりの快挙だ。
ホリデー・アルバム『メリー・クリスマス』に収録されている「恋人たちのクリスマス」は、米ビルボードのホリデー・チャートとストリーミング・チャートでは首位を獲得したことはあったが、Hot 100では意外にも初めてだ。マライアはつい最近までクリスマスがテーマのツアーを開催していたが、この公演のグランド・フィナーレを飾っていたのが同曲だ。米ニューヨークのビーコン・シアターでの常設公演として始まったこの公演は、ダンサーや豪華なセット、ゴスペル・クワイアに加え、サンタクロースまでが登場する国際規模の超大作にまで成長した。2018年には世界中のアリーナで開催した同ツアーを、今年は北米圏内にとどめたものの、マライアは12月15日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでソールドアウトの千秋楽を開催したばかりで、その数時間後に「恋人たちのクリスマス」が正式にNo.1になった。
首位獲得の知らせを受けた彼女は米ビルボードに対し、「何だか色々慌ただしくて!昨夜はマディソン・スクエア・ガーデンでのショーだったのよ。すごく楽しくて、ファンもみんな最高だった。だから、“まぁ、「恋人たちのクリスマス」が2位だとしても、それだって相当な偉業よね”って考えていたの。うわー。何て言えばいいのか分からない。今年はこの曲の25周年だから、みんなで最高に盛り上げたかったのは確かなんだけれど、クリスマスの2週間前にNo.1になるなんて予想だにしなかった!みんなにありがとうって言いたい。世界が最高のホリデーを楽しめますように」と喜びのコメントを寄せている。
通算19曲目の全米No.1を獲得したマライアは、女性ソロ・アーティストとしてトップを独走している。「恋人たちのクリスマス」は毎年クリスマス前の数週間にストリーミング再生数が跳ね上がるため、2018年にも3位まで上昇したことがあり、先週再びその位置に返り咲いていた。
マライアは、「(No.1達成まで)あまりにも長い時間がかかってしまったし、自分でもあまり期待していなかったから、本当にいい気分。2年前に9位まで上昇して、そこから3位になった時だって、“すごいじゃない!”って思ったし。でもホリデー・チャートにはいつもとても感謝していたのよ、とても。びっくり仰天だわ」と続けている。
「私のファンは世界一よ。今年は#JusticeForGlitterがあっただけでなく、“恋人たちのクリスマス”が再び脚光を浴びる瞬間という最高の贈り物もあった。そして1位になったところが見れるなんて、心から喜びを感じている」と彼女は語っている。
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