2019/12/01
ユニコーンが、11月30日に山形県県民会館(やまぎんホール)の最終公演を行った。
1962年に開館し、57年の歴史を刻んできた山形県県民会館。ユニコーンにとっても、約30年前に行われた全国ツアーではファイナルのステージに、また10年前に再始動した際の全国ツアーでは初日のステージになるなど、特別な公演を行ってきた場所の1つだ。当日は、普段ならこの季節には稼働させていない噴水が勢いよく上がり、いたる所で会館をバックに記念撮影する人の姿が見られるなど、山形における文化発信の役割を務めてきた会館の最後を惜しむ光景が開場前から広がっていた。
ステージでは、奥田民生から「本日は山形県県民会館が最後ということで…最後まで存分にお楽しみください!」と冒頭にMCがあり、約100分におよぶライブが進行。全ての演奏が終わった後、「山形は第2の故郷。ホームに帰ってきた気がする(川西幸一)」「俺は死ぬ時に、この景色を思い出す(ABEDON)」など、それぞれに特別な思いを語ったメンバー達。またABEDONが高橋利雄館長を客席中央の台上へと引き上げ「この人がいたおかげ」と客席に紹介すると、会場からは感謝の言葉と拍手が贈られた。
最後にABEDONが万感の思いを胸にして叫んだ「それでは、山形県県民会館、終わりでーーーす!」の言葉に、会場からは大喝采が起こり、遂に終演。その後もメンバー5人はステージに残り、これまでユニコーンが同会館で行なってきた各公演のハイライト映像と共に流れるエンドロールを、観客と一緒に見つめた。なお2020年1月には、ABEDONによる山形県県民会館の特別番組の放送が決定している。
◎番組情報
日テレプラス
『ABEDON from ユニコーン presents “ありがとう山形県県民会館”』
2020年1月25日(土)21:30~
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