2019/11/26
2019年12月12日に開催される、米ビルボード【2019 ウィメン・イン・ミュージック】授賞式で、その年に最も活躍した女性アーティストに贈られる<ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞>を、ビリー・アイリッシュが受賞することになった。12月18日に18歳になる彼女にとって、【グラミー賞】主要4部門同時ノミネートに続く最年少での栄誉となる。
ビリーは今年8月、驚異的なロング・ヒットを記録していたリル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」から、「bad guy」で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”首位の座を奪った。「オールド・タウン・ロード」はそれまで19週1位に君臨し、同チャート史上最長記録を更新していた。彼女の『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』は4月にアルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を記録、今世紀生まれのアーティストとして初めて全米No.1を獲得したアーティストとなった。また、オルタナティブ・ソング・エアプレイ・チャートのトップ10に異なる4曲を送り込んだ初の女性ソロ・アーティストにもなっている(2019年11月23日付)。
米ビルボードの編集ディレクター、ハンナ・カープ(Hannah Karp)は、「ビリーは、自身の音楽やソーシャル・メディア・プラットフォームを通じ、エンターテインメント業界を混乱させ、グローバル・カルチャーの時代精神に消せないインパクトを残した。ティーンエイジャーや若者が今日の社会に認められていると感じられるように、Z世代の人々に響く言葉を発する能力が、彼女をチャートのトップに届くところまで素早く成長させ、エレクトリックなヘアカラーと尖ったアティテュードでこの世代の古い殻を破った」と評している。
14回目となる【2019 ウィメン・イン・ミュージック】では、テイラー・スウィフトに初の<ウーマン・オブ・ザ・デケイド賞>が贈られるほか、アラニス・モリセットが<アイコン賞>、ニッキー・ミナージュが<ゲーム・チェンジャー賞>、ブランディ・カーライルが<トレイルブレイザー賞>、そしてロック・ネイションのデジレー・ペレス(Desiree Perez)CEOが<エグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー賞>をそれぞれ受賞すると発表されている。昨年<ライジング・スター賞>を受賞したヘイリー・キヨコが司会を務める。
ビリーは【第62回グラミー賞】で、最多ノミネートのリゾと共に主要4部門に同時ノミネートされており、全体としても2番目に多い6部門の候補にあがっている。主要部門では、「bad guy」が<年間最優秀レコード>と<年間最優秀楽曲>、『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』が<年間最優秀アルバム>、そして<最優秀新人賞>に選出されている。
<ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞>は過去に、アリアナ・グランデ(2018年)、セレーナ・ゴメス(2017年)、マドンナ(2016年)、レディー・ガガ(2015年)、テイラー・スウィフト(2011年と2014年)などに贈られており、ビリーは名実共にビッグ・アーティストの仲間入りを果たしたことになる。
米ビルボード【2019 ウィメン・イン・ミュージック】授賞式は米ロサンゼルスのHollywood Palladiumで開催され、米ビルボードの公式YouTubeで東部時間12月12日午後9時から生中継される予定だ
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