2019/11/16
今週の洋楽まとめニュースは、ドレイクの話題から。2019年11月10日に、タイラー・ザ・クリエイター主催の【Camp Flog Gnaw Carnival】にドレイクがヘッドライナーとしてサプライズ出演したが、ブーイングが止まなかったため、開始20分でライブを切り上げた。ネットは騒然となったが、タイラーがドレイクを擁護するツイートを翌日に投稿した。そもそもドレイクとタイラーのファン層は異なる上、フランク・オーシャンがスペシャル・ゲストなのではないかと事前に噂になっていたため、観客の期待度が高くなってしまっていたことも騒動の原因の一つだった。タイラーの投稿は全て大文字で、自分の非を認めつつも、フロント・エリアでのファンの行為に対し、「ああいうのを現実世界での群衆心理とかキャンセル・カルチャー(有名人をバッシングしてキャリアを終わらせようとする行為)って言うんだよ。俺はそういうのはマジでクズだと思う」と苦言を呈している。
ドレイク、サプライズ出演したフェスで大ブーイング 主催のタイラー・ザ・クリエイターが苦言「最悪に無礼」
BLACKPINKによる「DDU-DU DDU-DU」のミュージック・ビデオのYouTube再生回数が先週末10億回を突破し、彼女たちが初めてこの記録を達成したK-POPグループとなった。2018年6月15日に公開されたMVは、約1年5か月でこの快挙を成し遂げたことになる。ちなみにK-POPアーティストだと、Psyによる「Gangnam Style」と「Gentleman」のMV2本が10億回を記録している。BLACKPINKは、「世界中のBLINKたち、本当にありがとう」と所属事務所YGエンターテインメントの公式Twitterに投稿し、ファンへ感謝している。またジスは、MVの撮影風景を捉えた写真をインスタグラムで公開し、「BLINKたちへ」とハート付きのビックリマークを添えている。
BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」MVのYouTube再生回数が10億回を突破、K-POPグループとして初の快挙
カニエ・ウェストのゴスペルにインスパイアされた最新アルバム『Jesus Is King』から「Follow God」のMVが公開された。今作からMVが解禁されるのは、今回が初めてとなる。カニエが、およそ1400万ドル(約15億円)で購入した農場がある米ワイオミング州コーディにて撮影されたこのMVでカニエは、父親のレイ・ウェストと共演しており、雪化粧を纏った美しい山々をバックに、2人は四輪バギーやタンクのような乗り物で広大な大地を疾走。最後に登場する説明文には、「俺の一番の親友が父親であることに気づくのに42年かかった」と綴られている。またカニエは、11月7日に米ニューヨークで開催された【Fast Company Innovation Festival】のパネル・ディスカッションにサプライズで登壇し、Yeezyブランドの展望や2024年の米大統領選について語った。
カニエ・ウェスト、「Follow God」のMVで父親と共演
カニエ・ウェスト、Yeezyブランドの展望や2024年の米大統領選について語る
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ルイス・キャパルディの「サムワン・ユー・ラヴド」が返り咲きの首位獲得を果たした。前週、2位に下降した同曲だが、エアプレイが依然好調で、今週も1億1,000万回を記録して2週目のチャート1位を維持。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、週間13,000ダウンロードを記録し8位から7位に、ストリーミング・チャートでも、週間2,400万試聴を記録して11位から9位にそれぞれランクアップしている。一方、先週1位だったセレーナ・ゴメスの「ルーズ・ユー・トゥ・ラブ・ミー」は、今週5位まで大きく順位を落としている。原因は、セールスが大幅に減少したこと。しかし、エアプレイ・チャートでは41位から26位にランクアップしている。ラジオで火が付けば、今後再ランクアップも十分見込める。
【米ビルボード・ソング・チャート】ルイス・キャパルディ首位返り咲き、マルーン5が記録更新
米ビルボード・アルバム・チャートでは、ポスト・マローンの『ハリウッズ・ブリーディング』が2度目の首位返り咲きを果たし、通算5週目のNo.1獲得を果たした。同一のアルバムが5週以上1位を獲るのは、2018年7月14日~8月11日付チャートで同5週をマークした、ドレイクの『スコーピオン』以来、約1年ぶりとなる。先週、No.1デビューを果たしたカニエ・ウェストの『ジーザス・イズ・キング』は、2位にダウン。今週記録したユニット数は72,000で、1位のポスト・マローンの78,000とは僅差ではあるものの、数字は大幅に落としている。また、今週は4位のミランダ・ランバート『ワイルドカード』以外、初登場作品のない安定したチャート・アクションだった。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ポスト・マローン通算5週目のNo.1、ミランダ・ランバートTOP5デビュー
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