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2019/11/05 18:53

シュワルツェネッガ-「最初はタ-ミネ-タ-を演じる気はなかった」 リンダ・ハミルトン「『アイル・ビ-・バック』のせりふが難しかった」

 映画『タ-ミネ-タ-:ニュ-・フェイト』の来日記者会見が5日、東京都内で行われ、出演者のア-ノルド・シュワルツェネッガ-、リンダ・ハミルトン、マッケンジ-・デイビス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナが登壇した。
 本作は『タ-ミネ-タ-2』(91)の正統な続編。シュワルツェネッガ-との2人そろっての来日についてハミルトンは「2人の間には35年来の友情と信頼がある。2人の関係の歴史を感じる。その間、彼は家族を作り、知事になり、環境問題の活動家になり、チェスの名手になった。そうした彼の変身や成長を喜びながら見てきた」と語った。
 一方、シュワルツェネッガ-は「リンダは『タ-ミネ-タ-』(84)で、新たな女性アクションヒ-ロ-像を作り上げ、『2』ではさらに高みに達した。28年たって、今回もできるのかと心配したが、60歳を過ぎた彼女のアクションに圧倒された」と語った。
 また、若手の3人が口をそろえてハミルトンのアクションをたたえると、ハミルトンは「私にとって今回一番大変だったのは『アイル・ビ-・バック』のせりふを言うこと。35年間ア-ノルドの声で頭の中にあったので、ティム・ミラ-監督から『ア-ノルドみたいだ』と言われて何度もやり直したの」と明かした。
 「今後もタ-ミネ-タ-を演じるのか」と質問されたシュワルツェネッガ-は「実は、最初はタ-ミネ-タ-を演じる気はなかった。サラを守るヒ-ロ-のカイル・リ-スを演じたかった。でもそこで、(ジェ-ムズ・)キャメロン監督から説得された。それでタ-ミネ-タ-を演じることになったんだが、今はその説得に感謝している」と振り返った後、「自分としてはこれで終わりだと思っているが、映画は観客のものだから…」と言葉を濁した。
 最後に、「もし過去に戻れたら何がしたい?」という質問に対し、ハミルトンは「84年の髪形を変えたい。あとは、2016年の大統領選挙をやり直したい」とコメント。シュワルツェネッガ-は「100年前に戻って原油や化石燃料をあまり使わないように人々に伝えたい」と環境問題に触れた。
 映画は11月8日から全国ロ-ドショ-。

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