2019/11/03 12:00
11月4日付のBillboard JAPAN “Top Albums Sales”で、WANIMA『COMINATCHA!!』が75,123枚を売り上げてアルバム・セールス首位獲得した(集計期間2019年10月21日~2019年10月28日)。
『COMINATCHA!!』は前作『Everybody!!』から約約1年9か月ぶりとなるフルアルバムで、『三ツ矢サイダー』CMソングの「夏のどこかへ」、劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』主題歌の「GONG」、関ジャニ∞に提供した「ここに」のセルフカバーなど、全15曲が収録されている
ここでは、WANIMA『COMINATCHA!!』が地域別でどのような売れ方をしているのか、SoundScanJapanのセールスデータを使用し、全国のCDショップでの販売数を元に調査した。また比較対象として2019年になってからの全アルバムの販売比率と、『COMINATCHA!!』のリリース週(2019年10月21日~2019年10月28日)の全アルバムの販売比率を使用し、グラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/81693/2)である。
2019年の全アルバムと比較して最も目を引くのは出身地である九州で、年間の全アルバムの販売比率は8.3%に過ぎないが『COMINATCHA!!』は16.8%と2倍以上のシェアを示している。また『COMINATCHA!!』がアルバムセールスで1位を取ったリリース週の販売比率も9.2%と九州全体の販売比率をも引き上げている。その他、四国、中国の九州近郊の地域でも2019年間全アルバムより高い値を示している。
更に、九州地方に注目し、県別の全国の販売比率を2019年の全アルバムと比較してみたのが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/81693/3)である。やはり出身地の熊本での人気は飛びぬけていて、全アルバム0.9%に対して5.6%と6倍以上の比率を示しており、隣接する佐賀・大分でも全アルバムの2倍以上と高い比率になっている。更に沖縄以外の全ての県で全アルバムより高い値を示している。
『COMINATCHA!!』のリリース週のみの全アルバムの九州の割合が、年間通じての全アルバムの九州の割合より上がっている事で、地元熊本を中心に、九州全体のCD市場の活性化に貢献している結果が出ており、もはや九州を代表するバンドの一つと言っても過言ではないだろう。12月5日は熊本城ホールでのライブも控えており、今後のWANIMAの更なる飛躍に期待したい。
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