2019/10/30
2019年10月28日、米トーク番組『レイトx2ショーwithジェームズ・コーデン』の人気コーナー、“Carpool Karaoke”にとうとうカニエ・ウェストが登場した……と思いきや、やはり一筋縄では行かないのがカニエで、なんと車ではなくプライベート・ジェットでコーデンを米ロサンゼルスまで送るという、彼ならではの“Airpool Karaoke”が実現した(https://youtu.be/vgLOv36an3s)。
コーデンの手荷物を入れる棚のスペースが残っていないほど満員の機内だが、最初の「Souls Anchored」のアカペラ・パフォーマンスにより、ほかの客が全員カニエの【サンデー・サービス】をサポートしているクワイアのメンバーであることが明らかになる。100人以上の歌声に包まれたコーデンが、感激した様子で【サンデー・サービス】シリーズを始めた理由について尋ねると、カニエは2016年に体調を崩して入院した当時、“カラバサスで教会を始める”と書き留めていたことを明かした。
「神は、以前からずっと俺に関する計画があって、俺を使いたかったけれど、もっと俺に苦しんで、俺の苦悩や痛みを人々に見せて、俺に汚名を着せて、人間としての経験を積ませたかったんじゃないかと思う」とカニエは説明し、「だから今、俺がキリストに救われたと話す時、もっと多くの人がその経験に共感できる。ただ単に、“あいつと一緒に育ったけれど、あいつはスーパースターだし”ということだったら、心を病んで借金を抱えていたやつほど説得力がないだろ?」と述べている。
また、キム・カーダシアン・ウェストとの結婚生活について彼は“天国のよう”と形容し、「結婚している時間は、人間の時間とは違う。犬の時間って言うじゃないか、7年だっけ?結婚生活の1年は100年みたいなものだから、もう500年経ったってことだ」と話している。子供も多い方がよく、7人まで欲しいと語っている。
2009年の【MTVビデオ・ミュージック・アワード】でヘネシーの瓶を片手にテイラー・スウィフトのスピーチを邪魔したことについて自ら触れ、次から次へと騒動を起こす彼のために祈ってくれていた家族には感謝しているものの、誰にも止めることはできなかっただろうと振り返っている。「俺は成人男性だから、自分で判断した。実際ここまで来れたのは、誰の意見も聞かなかったからだ。人からのアドバイスなんて欲しくない。でも神がやってきて俺の心に何かを置き、“私に仕える準備はできているか?”と言ったんだ」と語っている。
その当時について後悔しているかとコーデンに聞かれると、カニエは、「後悔なんてしていないし、恥じてもいない」と答え、「完璧主義って言われるけど、人間が何かを完璧にできると思うこと自体、不敬もいいところ。完璧なのは神だけだ」と話している。
通常の“Carpool Karaoke”より長い約20分の動画では、カニエが合唱団と「Jesus Walks」や「Selah」を含む数曲を披露しているほか、駆け出しの頃に自身が有名になると確信した瞬間についてや、普段は家庭でゆっくり過ごすことを好み、寝る前に聖書を読んでいること、そして昨年1億1,500万ドル(約125億円)の収入があったにもかかわらず3,800万ドル(約41億円)の借金を抱えたことなどについて語っている。
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