Billboard JAPAN


NEWS

2019/10/29

【米ビルボード・ソング・チャート】ルイス・キャパルディ自身初の全米1位、セレーナ・ゴメス新曲は15位初登場

 ルイス・キャパルディの「サムワン・ユー・ラヴド」が1位に浮上した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 予てから次期1位候補として予想されていたが、登場24週目にして遂にトップに立った「サムワン・ユー・ラヴド」。ヨーロッパの主要国では首位獲得を果たしているが、全米チャートでは初の記録達成で、初登場から首位獲得までの期間記録としても、歴代5位の記録を更新している。

1位:ローンスター「アメイズド」(2000年 / 31週)
2位:ジョン・レジェンド「オール・オブ・ミー」(2014年 / 30週)
3位:クリード「ウィズ・アームズ・ワイド・オープン」(2000年 / 27週)
4位:ヴァーティカル・ホライズン「エヴリシング・ユー・ウォント」(2000年 / 26週)
5位:ルイス・キャパルディ「サムワン・ユー・ラヴド」(2019年 / 24週)

 「サムワン・ユー・ラヴド」は、今週の主要3チャートでいずれも1位を獲得していないが、エアプレイ・チャートでは3位から2位(1億560万回)、デジタル・ソング・セールス・チャートでは5位から2位(24,000ダウンロード)、ストリーミング・チャートでは11位から8位(2,520万視聴)にランクアップしていて、いずれも安定したポイントを獲得している。なお、ストリーミング・チャートでのTOP10入りもルイスにとっては初。2019年では、今週3位にランクインしているショーン・メンデス&カミラ・カベロの「セニョリータ」(8月31日付)と9位にダウンしたビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ」(8月24日付)も、主要チャートを制さずに首位獲得を果たした。

 2019年5月25日付チャートでデビューし、9月21日付チャートでようやくTOP10入りを果たした後、6週間滞在して遂に1位に浮上した「サムワン・ユー・ラヴド」。2019年のNo.1獲得はこの曲で通算11曲目となり、昨年の同11曲と並んだ。ルイスが所属する<キャピトル・レコード>からは、1月に2週のトップを維持したホールジーの「ウィズアウト・ミー」に続く2曲目のNo.1獲得となる。

 リゾの「トゥルース・ハーツ」は、8週目の首位をキープできず、再び2位にランクダウンしたが、週間1億1,190万回を記録して、エアプレイ・チャートでは6週目、R&B/ヒップホップ・チャートとラップ・チャートでは通算9週目のNo.1獲得を果たしている。盗作疑惑がどう転ぶかは分からないが、話題性からストリーミングが再び上昇し、トップに返り咲く可能性もないとはいえない。実現すれば、イギー・アゼリアの「ファンシーfeat.チャーリーXCX」を抜き、女性ラッパーの歴代記録(8週)単独トップに浮上する。

 初登場曲はないが、2週前4位に初登場したカントリー・デュオ=ダン+シェイと、ジャスティン・ビーバーによるコラボ・ソング「10000アワーズ」が、前週の11位から10位にTOP10復帰を果たしている。カントリー・ソング・チャートでは3週目の1位を記録している同曲、今年最大のヒット曲=リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」同様に、カントリー層を巻き込んだ戦略が吉と出れば、今後も上昇が見込める。

 TOP10以下では、先週12位に上昇したマルーン5の新曲「メモリーズ」が11位に、エド・シーランとカリードのコラボ・ソング「ビューティフル・ピープル」が14位から13位に、それぞれワンランクアップした。14位のリゾ「グッド・アズ・ヘル」含め、いずれもTOP10入りが期待できそうな勢いがあり、年末にかけてTOP10のタイトルが大きく入れ替わる可能性が高い。

 今週15位に初登場したのは、10月23日にサプライズ・リリースされたセレーナ・ゴメスの新曲「ルーズ・ユー・トゥ・ラヴ・ミー」。週間1,530万回を記録し、ストリーミング・チャートでは20位に、週間36,000ダウンロードを記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは堂々のNo.1デビューを果たした。エアプレイも好調で、初週にもかかわらず1,410万回を記録している。初登場の順位としては、2015年に最高5位をマークした「グッド・フォー・ユー」の9位に次ぐ、2番目に高い記録。翌日24日には「ルック・アット・ハー・ナウ」という新曲もサプライズ・リリースされていて、次週のチャートで上位デビューすることが予想される。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、11月1日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「サムワン・ユー・ラヴド」ルイス・キャパルディ
2位「トゥルース・ハーツ」リゾ
3位「セニョリータ」ショーン・メンデス&カミラ・カベロ
4位「サークルズ」ポスト・マローン
5位「ノー・ガイダンス」クリス・ブラウンfeat.ドレイク
6位「パニーニ」リル・ナズ・X
7位「ハイエスト・イン・ザ・ルーム」トラヴィス・スコット
8位「Ran$om」リル・テッカ
9位「バッド・ガイ」ビリー・アイリッシュ
10位「10,000アワーズ」ダン+シェイ

ルイス・キャパルディ その他の画像・最新情報へ

関連商品

フォー・ユー
セレーナ・ゴメス「フォー・ユー」

2017/07/12

[CD]

¥1,100(税込)

スターズ・ダンス
セレーナ・ゴメス「スターズ・ダンス」

2017/07/12

[CD]

¥1,100(税込)

リバイバル -初来日公演記念盤
セレーナ・ゴメス「リバイバル -初来日公演記念盤」

2016/07/08

[CD]

¥3,300(税込)

リバイバル
セレーナ・ゴメス「リバイバル」

2015/10/16

[CD]

¥2,420(税込)

スターズ・ダンス
セレーナ・ゴメス「スターズ・ダンス」

2015/10/09

[CD]

¥1,650(税込)

フォー・ユー
セレーナ・ゴメス「フォー・ユー」

2015/03/04

[CD]

¥2,695(税込)

スターズ・ダンス
セレーナ・ゴメス「スターズ・ダンス」

2013/09/25

[CD]

¥2,365(税込)

シェキラ! サウンドトラック
(サウンドトラック) セレーナ・ゴメス マーガレット・デュランテ クリス・トラウスデイル&ネヴァーマインド カイラ・クリスティアーン アラナ・デ・フォンセカ ドリュー・ライアン・スコット アダム・ヒックス&ドリュー・シーリー「シェキラ! サウンドトラック」

2011/08/17

[CD]

¥3,520(税込)

ディズニーマニア7
(オムニバス) オールスター・ウィークエンド セレーナ・ゴメス オナー・ソサイエティ ティファニー・ソーントン ミッチェル・ムッソ KSM サヴァンナ「ディズニーマニア7」

2010/05/05

[CD]

¥2,724(税込)

フォー・ユー
セレーナ・ゴメス「フォー・ユー」

2017/07/12

[CD]

¥1,100(税込)

スターズ・ダンス
セレーナ・ゴメス「スターズ・ダンス」

2017/07/12

[CD]

¥1,100(税込)

リバイバル -初来日公演記念盤
セレーナ・ゴメス「リバイバル -初来日公演記念盤」

2016/07/08

[CD]

¥3,300(税込)

リバイバル
セレーナ・ゴメス「リバイバル」

2015/10/16

[CD]

¥2,420(税込)

スターズ・ダンス
セレーナ・ゴメス「スターズ・ダンス」

2015/10/09

[CD]

¥1,650(税込)

フォー・ユー
セレーナ・ゴメス「フォー・ユー」

2015/03/04

[CD]

¥2,695(税込)

スターズ・ダンス
セレーナ・ゴメス「スターズ・ダンス」

2013/09/25

[CD]

¥2,365(税込)

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  2. 2

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  3. 3

    【ビルボード】ロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」総合首位、洋楽としては約11年半ぶりの快挙

  4. 4

    【先ヨミ】timelesz『because』24.9万枚で現在シングル1位独走中

  5. 5

    【Number_i LIVE TOUR 2024 No.I】Xmasイブ公演、Prime Videoで世界同時独占ライブ配信

HOT IMAGES

注目の画像