2019/10/28
オンライン音楽データベース/マーケットプレイスのDiscogsが、700万人以上のアクティブ・ユーザーのデータを分析してまとめた2010年代のトップ200アルバムのリストを公開した。
このリストは、ユーザーの音楽コレクションや“欲しいものリスト”のデータを掘り下げることで、主流となっている批評家主導の“~年代ベスト・リスト”とは異なる、クラウド・ソーシングされたものを作成する目的でまとめられた。アナログ盤だけでなく、カセット、CD、そしてサイトに掲載されているあらゆるフォーマットが対象のフィジカル・リストとなっている。
1位に輝いたのはダフト・パンクが2013年にリリースした『ランダム・アクセス・メモリーズ』だ。商業的にも批評面でも大成功を収めたこのアルバムは、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を獲得、アメリカレコード協会(RIAA)からプラチナ認定された(100万ユニット)ほか、【グラミー賞】<年間最優秀アルバム賞>を受賞した。Discogsによると、このアルバムはコレクションと欲しいものリストの量の点で2位以下に大差をつけての1位だったとのことで、2位の故デヴィッド・ボウイ『★』(ブラックスター)より18%、3位だったケンドリック ・ラマーのメジャー・レーベル・デビュー作『グッド・キッド・マッド・シティ』より33%も多かったそうだ。
そのラマーはトップ10に複数のアルバムを送り込んだ唯一のアーティストで、2ndアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』が7位、2017年の『DAMN.』が10位にランクインしている。ほかにも93位に2016年のコンピレーション『アンタイトルド・アンマスタード』が入っている。
一方、2位のボウイも複数のアルバムをトップ200に送り込んでいる。2013年の『ザ・ネクスト・デイ』が27位、そして彼の死後にリリースされたEP『No Plan』が184位にランクインした。
トップ10の残りはほとんどが男性ロック系バンドで、レディオヘッド『ア・ムーン・シェイプト・プール』が4位、アークティック・モンキーズ『AM』が5位、テーム・インパラ『Currents』が6位、ジャック・ホワイト『Lazaretto』が9位、そしてアーケイド・ファイア『The Suburbs』が10位だった。女性で唯一トップ10にランクインしたのはラナ・デル・レイで、デビュー・アルバム『Born To Die』が8位に入った。彼女はトップ200に『Ultraviolence』(37位)、『Honeymoon』(116位)、そして『Paradise』(133位)も入っている。
The 200 Best Albums Of The Decade from over 7M real people w/ real collections --> https://t.co/biRXiz9RV1 pic.twitter.com/qj8P4DmgQ7
— Discogs (@discogs) October 25, 2019
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