2019/10/10 14:10
SoundScan JapanによるCDアルバム売上レポートから、2019年10月7日~10月9日の集計が明らかとなり、スピッツのニュー・アルバム『見っけ』が60,398枚を売り上げて首位を走っている。
前作『醒めない』から約3年ぶり、通算16作目のオリジナル・アルバムとなる『見っけ』は、6月に発表されたシングル「優しいあの子」も含む計12曲入り。前作の初週売上は80,823枚だったが、週後半の伸び次第では前作超えを果たすことができる射程圏内だと言っていいだろう。なお、スピッツは今作の発売日である10月9日、過去作品のストリーミング配信もスタート。こちらも併せてチャート・アクションに注目すべきだ。
2位につけているのは、Official髭男dismのメジャー1stアルバム『Traveler』。ロング・ヒットを記録している「Pretender」のほか、“2019ABC夏の高校野球応援ソング/『熱闘甲子園』テーマソング”の「宿命」、映画『HELLO WORLD』主題歌の「イエスタデイ」など、既発表のタイアップ・ソングも含む計14曲を収録している。2019年の大躍進がマスメディア等でもしばしば報じられる彼らだが、セールス・データにおける数字の伸びも顕著で、今作の初動3日間売上は、2018年4月リリースの前作『エスカパレード』の初週売上3,727枚を大きく上回り、59,606枚を記録している。1位のスピッツとは約800枚の僅差なので、週間時点での順位変動もじゅうぶんに起こりうるだろう。
続く3位には、渋谷すばるのソロデビュー・アルバム『二歳』が58,523枚を売り上げてエントリー。渋谷は、2018年9月に関ジャニ∞から脱退、同年末をもってジャニーズ事務所からも退所した。今作は、ワーナーミュージック・ジャパン内に立ち上げた自主レーベル“World art”からのリリースとなった。2位のOfficial髭男dismとの差は約1,000枚と小さく、今週はトップ3がいつ順位が入れ替わってもおかしくない、まさしく混戦状態となっている。
BABYMETALの約3年半ぶり、通算3作目となるアルバム『METAL GALAXY』は、正式なリリース日を10月11日としているものの、“Japan Complete Edition”のみ10月8日から各店舗に入荷されており、初動3日間売上47,507枚を記録、現在4位につけている。また、5位には、ザ・クロマニヨンズの13作目となるアルバム『PUNCH』が入った。こちらは11,194枚を売り上げている。
◎Billboard JAPANアルバム・セールス集計速報
(2019年10月7日~10月9日の集計)
1位『見っけ』スピッツ(60,398枚)
2位『Traveler』Official髭男dism(59,606枚)
3位『二歳』渋谷すばる(58,523枚)
4位『METAL GALAXY』BABYMETAL(47,507枚)
5位『PUNCH』ザ・クロマニヨンズ(11,194枚)
※Billboard JAPANのCDセールスデータは、SoundScan Japanのデータを使用しています。
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