2019/09/30
2019年10月18日に全国公開となる映画『楽園』の主題歌で、野田洋次郎(RADWIMPS)作詞・作曲、上白石萌音が歌唱する「一縷」のミュージックビデオが公開となった。
本作は、『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の最高傑作と評される『犯罪小説集』を、映画『64-ロクヨン-』を大ヒットさせた名匠・瀬々敬久が映画化した作品。主演には綾野剛、そして杉咲花や佐藤浩市が重厚なドラマを支えて作品世界を完成させた。世界三大映画祭の一つ【第76回ヴェネチア国際映画祭】公式イベント【ジャパン・フォーカス】の正式出品も決定し、10月の日本公開を前に、海外からも熱い注目を集めている。
主題歌「一縷」のMVは、映画の監督・瀬々敬久が監修、助監督の海野敦(うんのあつし)がディレクターを務めるなど、映画の製作チームによって制作された。撮影が行われたのは、今年7月。野田洋次郎が実際にこの映画を見てから「一縷」を書き下ろしたことを聞いた瀬々が「上白石萌音を、映画の原風景にの中に立たせたい」と願い、映画の中で最も象徴的なシーンとして描かれるY字路など、長野県に実在する映画のロケ地を中心に撮影を敢行した。
また、MVは、実際の映画の映像と新たに撮影したシーンで構成されており、実際の映画のロケ地で上白石が見つめる先に、綾野剛と杉咲花の映画のシーンを使用するなど、随所に映画とのコラボレーションが。映画には出演していない上白石と、映画『楽園』の登場人物達がお互いを見守っているような内容に仕上がっている。
また、楽曲が10月14日に配信シングルとしてリリースされることも決定した。
◎映像
▼上白石萌音「一縷」(いちる)ミュージックビデオ(Short Version)
URL:https://youtu.be/B6F2PqpE9gg
◎上白石萌音 コメント
瀬々監督をはじめ映画『楽園』を製作されたチームの皆さんが集まって、このミュージックビデオを作ってくださいました。映画の中でとても印象的だった場所を訪れることが出来て、とてもメモリアルで、光栄で、一生私の中に残る経験でもありました。
ミュージックビデオを撮影しながら何度も「一縷」を聴きましたが、初めて聴いた時の心が震える感じや、初めて声に出して歌った時の感動が変わらないんですよね。(野田)洋次郎さんが「この映画の最後の小さな光になれるような、そんな曲に出来たらいいね」そう願って書かれた言葉が持つ力や、音を聴いて琴線に触れる感じを、ずっと感じることが出来ました。
辛いことや理不尽なことがあっても、そよ風みたいに心を浄化してくれる曲だと思うので、ぜひ繰り返し聞いてそのメッセージを受け取ってください。そして大切大切に撮影しましたので、楽しんで観ていただけたら嬉しいです。
◎瀬々敬久 コメント
出だしの言葉の強さ、それを発する声、透明さの中にある決心のようなもの。初めて聞いた時、まずそこにグッと来ました。野田洋次郎さんと上白石萌音さんによるこの曲は映画に「希望」を与えてくれたように思います。でも、それはのっぴきならない場所から始まったのではないでしょうか。歌詞の中にある「荒野」、『楽園』というタイトルを考えた時、奇しくも浮かんだ言葉です。「荒野」と「楽園」は表裏一体。「楽園」は自分たちで作るしかない。優しいようでいて、切り拓こうとする魂、まさにそういう曲です。ありがとうございました。
◎リリース情報
配信シングル「一縷」
2019/10/14 RELEASE
◎公開情報
映画『楽園』
2019年10月18日(金)全国公開
監督・脚本:瀬々敬久
原作:吉田修一「犯罪小説集」(角川文庫刊)
出演:綾野 剛 / 杉咲 花 村上虹郎 片岡礼子 黒沢あすか 石橋静河 根岸季衣 柄本明 佐藤浩市
配給:KADOKAWA
(C)2019「楽園」製作委員会
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