2019/09/11
プリンスの名盤『1999』がリマスターされ、拡大盤として、2019年11月29日に再発されることが明らかになった。スーパー・デラックス・エディションには、未発表トラック35曲と未発表ライヴDVDが収録される。
プリンスの『1999』は、彼のキャリアの大きなターニング・ポイントでリリースされた。数年間R&Bチャートに押し込められていた彼は、ロック、ファンク、R&B、ニュー・ウェーヴ・ポップを融合した今作の収録曲「リトル・レッド・コルヴェット」、「1999」、「デリリアス」のメガ・ヒットをうけて、クロスオーヴァー・アーティストとなった。
しかし、『1999』に収められた曲は1981年から1982年の時期に、多作として知られるプリンスが手掛けた仕事の一部だった。彼自身の作品に加え、プリンス・ファミリーとして知られるヴァニティ6やザ・タイムにも楽曲を提供し、さらに多くの曲が後のリリースのために、未発表作品として倉庫に眠ることになったのだ。
「2枚組のアルバムを作りたくはなかった。でも曲を書き続けた。いつもソングライティングをドアから入ってくる女の子のように思うんだ。どんな風なルックスかわからない。ただ突然、彼女は現れるんだ」―プリンス(1982年11月)
今回リリースが発表となった『1999:スーパー・デラックス・エディション』には、1981年11月から1983年1月の間に収録された23曲の未発表スタジオ・トラックと1982年11月30日に米デトロイトで行われたセカンド・ショウの完璧な未発表ライヴ音源を含む全65曲が収録される。さらには、1982年12月29日に米ヒューストンで行われた未発表ライヴ映像がDVDに収められる。
ブックレットには、「リトル・レッド・コルヴェット」などのプリンスの手書きの歌詞、アラン・ボーリューの貴重な未公開写真、米ローリング・ストーン誌のデヴィッド・フリッケ、ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン、ミネアポリスの音楽評論家のアンドレア・スウェンソン、プリンス研究者のデュエイン・チューダールの英文ライナーも収録される。
なお13日には、「1999(ライヴ・イン・デトロイト1982)」のライブ音源と「1999(ライヴ・イン・ヒューストン1982)」のライブ映像が公開される予定となっている。
◎リリース情報
アルバム『1999』
2019/11/29 RELEASE
【スーパー・デラックス・エディション】
WPZR-30870/75 / 9,800円(plus tax)
※完全生産限定盤、輸入盤国内仕様、オリジナル・アルバムの歌詞・対訳付、英文ライナーの日本語訳付
【デラックス・エディション】
WPCR-18300/01 / 2,700円(plus tax)
※オリジナル・アルバムの歌詞・対訳付
Photo: Allen Beaulieu
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