2019/08/29
フローティング・ポインツによる待望の最新作『Crush』が2019年10月18日にリリースされることが発表され、同時にアルバム収録曲「Last Bloom」のミュージック・ビデオが公開された(https://found.ee/HIwt)。
英マンチェスターに生まれ、現在は作曲家/プロデューサー/DJとしてロンドンを拠点に活動するフローティン グ・ポインツ。DJとして世界中を回りながら、ジェイミーxx(The xx)、カリブーやフォー・テットなどと肩を並べるほどのステータスを築き上げた。
2015年には満を持してデビュー・アルバム『Elaenia』をリリースし、2019年には<Ninja Tune>との契約を発表。その際発表されたシングル「LesAlpx」は、PitchforkのBest New Trackに選出され、ここ日本では先日サカナクションと【SUMMER SONIC】のスペシャル・コラボレーション<NF in MIDNIGHT SONIC>でのDJセットで観客を魅了した。
前作『Elaenia』が、ジャズ、クラシック、エレクトロニカ、サイケロック、さらにはブラジリアン・ポップにいたる様々なジャンルの境界線を曖昧にして、聴き手が踏み込める世界を巧みに構築したとすれば、 『Crush』には、シートベルトもせず、息をのむようなドライヴに誘われているような感覚がある。
「クラブで、全ての要素が組み合わさって、完全にはまってしまう、あの信じられないような瞬間を再現したかったんだ。ずっと浸っていたいと思わせるようなものをね」―フローティング・ポインツ
彼は、自分の初期の作品にある“即時性”と、自身がレジデントを務めていた英ロンドンの伝説的なクラブ、プラスティック・ピープルのサウンド・システムから流れる自分の曲を聴いたときのスリルを取り込もうとした。そこで、過去をさかのぼって、10年前にリリースした彼の1枚目のEP『Shadows』を聴いたという。それはほとんどは17か18歳の頃、ノートパソコンのみで作ったものだ。
「かなりの垢ぬけなさは否めないけど、ヤバかった。深みを感じさせるところもあったしね。あの自発性をもう一度体現したくなったんだ」―フローティング・ポインツ
今作『Crush』は即興性のある初期衝動の感覚、音楽的成熟、コンポーザーとしての探究心、熱心なセレク ター/DJとしての一面、そして音楽に対する情熱と、フローティング・ポインツの様々な側面が融合して完成した。また今回のアートワークは、前作『Elaenia』と同様、【Sónar 2019】での登場でも話題となったバルセロナのハミル・インダストリーズが手掛け、ヴィジュアルは自然界をクローズアップしたものだ。
『Crush』国内盤は、数量限定の特殊パッケージと通常パッケージの2種類が発売される予定だ。また、2種類の国内盤はどちらも高音質で楽しめるUHQCD(Ultimate High Quality CD)仕様、さらにボーナス・トラックが追加収録され、解説書が封入される。現在、iTunesでアルバムを予約すると、公開中の2曲がいち早くダウンロードできる。
◎リリース情報
アルバム『Crush』
2019/10/18 RELEASE
限定特殊パッケージ盤CD:BRC-615LTD / 2,400円(plus tax)
国内通常盤CD:BRC-615 / 2,400円(plus tax)
※国内盤仕様:ボーナス・トラック追加収録、高音質UHQCD、解説書封入
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