2012/10/24
10月24日 最高傑作の呼び声も高いニューアルバム『wordwide』をリリースしたたむらぱん。28日まで展開中のアート展示会【たむらてん】の一環として、縁深いクリエイターとのトークライブを開催した。
<音楽がなかなか売れない時代に……>
渋谷PARCO PART1 6F ギャラリースペースP/I GALLERYにて実施されている【たむらてん】だが、20日 同所に隣接した2.5Dスタジオでは【TAMURAPAN × 2.5D「たむらてん開催記念スペシャルトークプログラム」】なるトークライブを開催。Billboard JAPAN.com編集長 平賀哲雄の司会のもと、メジャーデビュー以降のCDジャケットすべてに関わっているクリエイティブディレクター 梅田武志、たむらぱんのPVを数多く手掛けている映像作家 島田大介とアートワークについて語り合った。
梅田氏いわく「音楽がなかなか売れない時代に、2000円、3000円のお金を払って買ってもらう価値がちゃんとあるもの。データじゃなくてジャケット買ってよかったなって思ってもらえるものを毎回必ず作る」というジャケットの中で最も制作が大変だった作品として、たむらぱんは『ハレーション』をピックアップ。彼女が浸かっているプールのブルーは、実は超大量の入浴剤を入れて生み出したもので、目を開けて潜ってみたところ、目前が一瞬真っ白になる状態に陥ったそうだ。
<たむらぱんがメタルバンドを結成!?>
他にも、アルバム『ナクナイ』のブックレット撮影は24時間もかかり、たむらぱんに梅田氏が怒鳴られた話。シングル『ゼロ』のジャケット撮影は沖縄・はての浜で行われ、一切影のない場所である為に灼熱で火傷してしまったエピソード。「白い息」のミュージックビデオには雪山が出てくるが、実際の雪は半径3メートルぐらいしかなく手作業で吹雪を作った等、涙ぐましい制作秘話を次々と披露した。
また、今後、たむらぱんのアートワークで挑戦したいこととして、梅田氏は「タムラメタル。たむらにメタルバンドをやってもらいたくて、そのときのジャケットをどのようにするかの構想はできてます。ロゴも5年前に作ってあるので、いつでも出せる」と意気込み、たむらぱんも「準備はできてます。自分なりのメタルが出来たらいいなと思いますね。いつか」と返答。島田氏も「そのPVが作りたい」と賛同している。
<人気アイドル私立恵比寿中学と生共演>
そんな新たなチャレンジに貪欲なたむらぱんだが、11月30日【TAMURAPAN ワンマンライブ全国ツアー】SHIBUYA-AX公演では、エビ中こと私立恵比寿中学をゲストとして招聘することが決定。彼女は「結果オーライ」「大人はわかってくれない」という個性的な2曲をエビ中に提供しており、作家と歌手としての関係性は深めてきたが、今回はお互いに歌手として夢の共演を果たす。
たむらぱんのライブサポートメンバーは、エビ中に提供した2曲のレコーディングメンバーでもあり、超絶プレイに定評のある彼らの生演奏にエビ中がどう立ち向かうのか。たむらぱんはエビ中メンバーに負けないダンスパフォーマンスを披露できるのか。見所満載の共演にとなりそうだ。
◎たむらぱんコメント
「まさに特別な日。エビ中の皆さんと一緒に、夢みたいな時間にしたいです。まばたきしてたら終わっちゃうよー笑」
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