2019/08/28
テイラー・スウィフトの「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」のミュージック・ビデオの最後で、LGBTQへの差別を禁止するEquality Act(平等法)の成立を求める請願書への署名が呼びかけられていたが、彼女の圧倒的な知名度が功を奏し、50万人以上が署名した。2019年8月26日に【2019 MTVビデオ・ミュージック・アワード】で<ビデオ・オブ・ザ・イヤー>を受賞した彼女は、ステージ上で政府の無反応を批判した(https://youtu.be/8z4icNgFSPI)。
この発言を受けてか、ホワイトハウスのジャッド・ディアー副報道官が翌27日、この件についてコメントした。CNNによると彼は、「トランプ政権はあらゆる差別に絶対反対であり、全ての人が平等に扱われることを支持している。しかし、下院を通過した法案は、現在の形では親の権利や良心の権利を弱体化させる毒薬条項が詰め込まれている」と述べたそうだが、これは5月にテイラーが公開書簡で“個人的に認めない”と綴った、以前政府が発表した内容をほぼ一字一句そのまま繰り返しているだけだ。
彼女は受賞スピーチで、「平等法に関する嘆願書がありました。今もあります。平等法とは基本的にただ、法の下で全ての人に平等な権利が与えられるべきだいうものです」と述べ、「嘆願書に署名してくれた全ての人にありがとうと言いたいです。今や50万以上の署名が集まっていますが、これはホワイトハウスが回答しなければならない人数の5倍です」と、“待ってるんだけど”と言わんばかりに手首を見てトントンと叩くジェスチャーを交えながら話した。
「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」MVの最後には、「法律が国レベルで、全ての市民を平等に扱うよう訴えることで、私たちの“プライド”を見せましょう」と記載されている。平等法は2019年5月に民主党が多数を占める米下院を通過したが、共和党が優勢の上院ではいまだに採決されていない。
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