2019/07/12
スウェーデン当局に逮捕され、現在も拘留が続いているエイサップ・ロッキーについて、2~4週間は解放される見込みがなくなったことをマネージャーのJohn EhmannがSNSで報告している。
マネージャーは2019年7月9日に、「非人道的な環境と明白な人権侵害(の状態)からロッキーを釈放するよう、月曜日(7月8日)にスウェーデン最高裁に異議を申し立てた。訴えは退けられた。つまりロッキーはあと2週間は刑務所に拘禁されたままとなる。担当検察官は、8月中旬から下旬にかけて開始される公判に向けて、さらに2週間延長してもらえるよう働きかけていると伝えてきた」とインスタグラムに投稿した。
収監が続くロッキーは、すでにノルウェーの【Kadetten Festival】をはじめ、ポーランドの【Open’er Festival】、アイルランドの【Longitude Festival】、そして英ロンドンの【Wireless Festival】の出演がキャンセルされている。今後も続くようであれば、ドイツの【Splash Festival】と【Melt Festival】、ウクライナの【Atlas Weekend Festival 】、ベルギーの【Dour Festival】と【Tomorrowland】、イタリアの【Carroponte】、スペインの【Sonar】にも出演できなくなる。
マネージャーによると、エイサップ・ロッキーと関係者2名は、6月30日に現地の男性2名と口論の末けんかになり、7月2日にストックホルムの【Splash Festival】に予定通り出演したあとにスウェーデン当局に任意で出頭したところを逮捕された。
「現在我々は、6月30日に起きたけんかで自己防衛をしたロッキーが拘束されているストックホルムにいる。ロッキーとボディーガードとパフォーマー2名が、近くにいた男性グループから嫌がらせと暴行を受けた。動画では襲撃者たちがロッキーに付きまとっている様子が捉えられており、彼は問題を起こしたくないと男性たちに頼んでいる」とマネージャーは綴っている。
ロッキーがインスタグラムで公開した、男性の一人がボディーガードの頭をヘッドホンで殴ったあとに撮影されたとされる動画では、ロッキーたちが「向こうへ行け」「お前らと争う気はない」などと繰り返し男性たちに伝えているが、執拗に付きまとわれ続けている。
「その国のフェスティバルでヘッドライナーを務めるために入国していた、まだ有罪と決まっていない男性がこのような状況に置かれていることは迷惑だ。ロッキーと仲間を収監し続けるのは、適正な手続きを踏まずに罰を与えていることになる」とマネージャーは憤っており、ロッキーの即刻釈放を求めるChange.orgの#JusticeForRocky嘆願書に署名するようファンに呼びかけている。
エイサップ・ロッキーは、8月にも、カナダの【Beachclub】(8/3)や米カリフォルニア州アナハイムの【Real Street】(8/11)を含むいくつかのフェス出演が予定されているが、逮捕による影響は未定となっている。
◎John Ehmannによる投稿
https://www.instagram.com/p/Bzs3voJntGH
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