2019/06/26
有名ドラァグ・クイーンのル・ポールが、3週間限定のトライアルで米Foxの冠番組『RuPaul』の司会者を務めているが、これまでフィギュア・スケーターのアダム・リッポンやポーラ・アブドゥル、ジェームズ・コーデンらを相手に、抜群のセンスと懐の深さでル・ポールならではのポジティブなトーク番組を作り上げている。
2019年6月24日のトーク・ゲストとして出演したアダム・ランバートは、待望のニュー・アルバム『Velvet』やリード曲「New Eyes」について語った。これまでクイーンやマックス・マーティンなど音楽界の重鎮との接点が多かった彼だが、新作にも多くの人が関わっているものの、「ビッグなスーパースターばかりの、名だたる顔が勢ぞろいってことじゃないんだ。友人とか、過去10年で出会った尊敬する人とかで、クイアなソングライターとも多く共作したし、これまでで最も多い女性のライターも(起用した)」と話している。
「New Eyes」は、最近交際し始めた新恋人Javi Costa Poloとの良好な関係について書いていると明かし、「彼といるとロマンティックな気持ちになるから、愛についてのすてきな歌を歌いたかったんだ」と幸せそうに語っている。年下の彼との出会いはなんとインスタグラムだったそうで、「しばらくメールのやり取りをしてから、ちゃんとしたデートをした。そしたら楽しかったんだよ、最初からいいヴァイブスで、瞬時にこれだってわかった」と振り返っている。
オーディション番組で一気に知名度が上がってしまった上に、カミングアウトしているアーティストが今ほど多くはなかった頃からゲイであることを公表していたアダムは、どうやって心のバランスを保っているのかとの質問に対し、「ガイドブックなんてないからね……(2009年頃は)メインストリーム・カルチャーでクイアの有名人は珍しかったし」と手探りだったと答えているが、名声に関してはオーディションを受けた時点で27歳だったことから、それなりに心の準備ができていたと話している。
急に名声を得たLGBTQの若者にどうアドバイスするかと聞かれたル・ポールは、「息をして、笑って、繰り返す。一日一日大切に生きるだけ」と答えている。
◎インタビュー映像
https://youtu.be/Gs71DxbfHuM
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