2019/06/19
2019年6月24日付(集計期間:2019年6月10日~2019年6月16日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、ずっと真夜中でいいのに。の2ndミニアルバム『今は今で誓いは笑みで』が総合首位を獲得した。
『今は今で誓いは笑みで』は、先行シングル「眩しいDNAだけ」「正義」も含む計6曲入り。6月12日にリリースされた同作は、初週21,220枚を売り上げてCDセールス1位、3,896DLを売り上げてダウンロード3位、ルックアップは7位をそれぞれマークした。2018年11月にリリースされた前作ミニアルバム『正しい偽りからの起床』の初週CDセールスは14,571枚で、今作はその数字を大きく上回る売上を記録。加えて、ダウンロードも前作から約700DL増、ルックアップの数字も増加していることから、着実なファン層の拡大が見て取れる。なお、ずっと真夜中でいいのに。のこれまでの当チャート最高位は、前作『正しい偽りからの起床』が初週に獲得した3位だったので、今作で自身初の総合首位獲得を果たしたことになる。
前週総合首位だったaiko『aikoの詩。』は、リリースから2週目の集計を迎えた今回、18,027枚を売り上げてCDセールスは2位、累計売上は10万枚を突破した。また、ルックアップは6位となっており、総合首位は2位を獲得。『ミュージックステーション』や『CDTV』、そして数多くのラジオ番組など、リリース2週目も精力的なメディア露出は欠かさず、配信未解禁ながらも根強いフィジカル・セールスを維持して、前週から1ランク・ダウンに留まった形だ。前週チャートの解説記事でも記述した通り、aiko本人の高い知名度と、ライト層にリーチしやすいシングル・コレクションという性質を踏まえると、レンタル解禁後にはルックアップが再び活性化し、同指標がチャート・アクションを牽引、ロング・ヒットを記録する展開に繋がる可能性は高く、6月22日のレンタル解禁後の動きが注目される。
総合3位と4位には、BOΦWYのライブ音源を収録した『LAST GIGS -1988.04.04-』『LAST GIGS -1988.04.05-』がそれぞれエントリー。1988年に東京ドームで2日間開催されたラスト・ライブが全曲収録されている。両作ともに1.6万枚を売り上げており、CDセールスで3位、4位をマーク、総合でもこれらの順位を守った形だ。続く総合5位には、東方神起のU-KNOWによるソロ・ミニアルバム『True Colors』が入った。4,877DLを売り上げてダウンロード1位をマークしている。
安室奈美恵が2017年11月にリリースし、ビルボードジャパン総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では2017年と2018年、2年連続で年間首位を獲得する快挙を成し遂げたベスト・アルバム『Finally』が、6月16日にダウンロード配信開始となった。当週チャート集計期間のラスト1日で4,486DLを売り上げた同作は、ダウンロード2位となり、総合順位は前週86位から当週6位へ大きくジャンプ・アップ。実に35週ぶりとなるトップ10返り咲きを果たしている。約1年半のあいだ配信を控え、フィジカル領域の指標のみで記録的なヒット作品となった『Finally』がついにデジタル解禁。その話題性の高さは言うまでもなく、最初の1週間集計となる次週以降、ダウンロードの数字がどこまで伸び、それがフィジカル指標とどのように相関していくのか、今年度チャートのトピックの一つだろう。
また、『Finally』と併せて配信解禁されたライブ・アルバム『namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~ at Tokyo Dome 2018.6.3』は、2,133DLを売り上げてダウンロード6位、総合15位、同じく『namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA at 宜野湾海浜公園野外特設会場 2017.9.16』は、1,529DLを売り上げてダウンロード8位、総合21位をそれぞれマーク。いずれも1日のあいだで記録した数字で、次週以降の伸びが予想される。なお、上記3作に加え、1995年発表の『Body Feels EXIT』以降の全シングルおよび全アルバム収録曲のストリーミング配信がApple Music限定でスタートしており、総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”での動きも要チェックだ。
◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『今は今で誓いは笑みで』ずっと真夜中でいいのに。
2位『aikoの詩。』aiko
3位『LAST GIGS -1988.04.04-』BOΦWY
4位『LAST GIGS -1988.04.05-』BOΦWY
5位『True Colors』U-KNOW
6位『Finally』安室奈美恵
7位『プロメア ORIGINAL SOUNDTRACK』澤野弘之
8位『NEW LOVE』B'z
9位『ティム』アヴィーチー
10位『アラジン オリジナル・サウンドトラック デラックス盤』(サウンドトラック)
11位『MAGIC』back number
12位『三毒史』椎名林檎
13位『BiSH CARROTS and STiCKS ??』beat mints boyz
14位『瞬間的シックスセンス』あいみょん
15位『namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~ at Tokyo Dome 2018.6.3』安室奈美恵
16位『ボイスサンプル』悠木碧
17位『アラジン オリジナル・サウンドトラック 英語盤』(サウンドトラック)
18位『マダムX』マドンナ
19位『RAINBOW』HY
20位『BOOTLEG』米津玄師
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