2012/10/11 09:35
今年でデビュー20年を迎えたTHE YELLOW MONKEYが、10月10日に11年8か月ぶりのニューシングル『Romantist Taste 2012』をリリース。同日にShibuya O-EASTで発売記念イベントを行った。
バンドは2004年に解散しているが、今年に入り吉井和哉が発言した「デビュー20年後の5月21日にリミックスとかいきなりリリースされたらどうなるのかな(笑)」というシャレがきっかけでリリースが決定した本作。5月21日とは、彼らがシングル『Romantist Taste』でメジャーデビューした日だ。あれから20年の時を経て、同曲を再びシングルリリースすることになった。
そんな記念すべき作品のリリースに合わせて開催されたのが、今回の【Romantist Taste 2012 Release Party】だ。イベントには応募抽選で300組600名が招待された他、ステージでの模様をニコニコ生放送にて中継。会場でもその放送がディスプレイで中継され、流れるコメントを見た観客から笑いが生じるなど、多くの人間が内容を楽しめる展開となった。
なお、イベントは10月21日リリースのDVD BOX『TRUE MIND“NAKED”』に収められるライブ映像の上映に始まり、ラジオパーソナリティの中村貴子、元椿屋四重奏の中田裕二、DVD BOXのディレクター山本浩市の3名によるトークコーナー。高橋栄樹監督をゲストに、ニコニコ動画で募集した動画素材を使った『みんなで“Romantist Taste 2012”を作ってみた』動画のお披露目などなど。バラエティに富んだ内容で会場を沸かせた。
中でも圧巻だったのは、ダイノジが出演したDJコーナーだ。ダンサーを率いて登場した2人のDJプレイとエアギターでは、段取りの悪さを露呈する一幕もあった。しかし、終盤にTHE YELLOW MONKEYのベース 広瀬“HEESEY”洋一がサプライズで登場すると、会場は瞬時にヒートアップ。彼はDJにまでチャレンジしてイエモンの名曲を畳み掛けるサービスっぷりを見せ付けたのだ。
その上、最後の最後には同じくイエモンのギター EMMAこと菊地英昭が大谷に引き摺られるようにしてステージに現れ、「悲しきASIAN BOY」でエアギターを披露するというミラクルも。涙を流すファンが見受けられるほどの大盛況を呼び起こし、割れんばかりの歓声に包まれる中、彼らは笑顔でステージを後にした。
イベント中にはシングル『Romantist Taste 2012』がデイリーセールスチャートで4位になったことも発表されたように、いまだ強烈な人気を誇っているTHE YELLOW MONKEY。また、12月3日にはDVD BOX『RED TAPE “NAKED”』のリリースも発表され、前述の『TRUE MIND“NAKED”』と共にヒットが期待される。節目を迎え、まだまだ待望されている彼らの今後にも注目だ。
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