2019/05/24
私立恵比寿中学(略称:エビ中)が、2019年5月22日に【私立恵比寿中学合同合唱コンクール】の第2夜を、東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催した。
同イベントは、3公演を行う10周年新企画で、第2夜はでんぱ組.incをゲストに迎えて行われた。2組は2010年以降の”アイドル戦国時代”を同時期から駆け抜けてきたグループ同士であるが、2012年の【HMVアイドル学園Presents日本縦断アイドル乱舞】でのジョイント・ツアー以来の邂逅、そして意外にも初の2マンライブでの共演となった。
先攻はでんぱ組.inc。オープニングではジャンベ、ジャグリング、メンバーカラーを携えたフラッグを持った原始人(?)達が登場。プリミティヴなビートが鳴り響き会場を煽るとメンバーが遂に登場、ヒット曲「でんでんぱっしょん」、そして「NEO JAPONISM」を立て続けに披露し冒頭から極彩色の空間を作り上げた。最初のMCでは「私たち、今日だけは中学生です!」と宣言すると会場からは大歓声が。続けて「人によっては何年生か分からない」というコメントも飛び出すなど、彼女達ならではのユーモアで会場をひとつにしていく。
続いて現行7人体制の最新アルバム『ワレワレハデンパグミインクダ』から、エビ中とも所縁の深い前山田健一が参加している「太陽系観察中生命体」「Future Diver」、さらに6月26日リリースの最新曲「いのちのよろこび」では原始人ダンサー達が再び登場。さらに「でんぱ組inc.まだまだ曲あります! 今日は激し目だけど大丈夫~?」とまだまだ観客を煽っていくメンバー。「ちゅるりちゅるりら」「絢爛マイユース」「プレシャスサマー!」と多幸感あるアッパーなサウンドでオーディエンスを攻めたてる。
そしてラストには「今日集まってくださった初めての方も、いつも応援くださっている方もひとつになってください!」と、ひと足早いサマーチューン「おつかれサマー!」で会場を熱く盛り上げた。最新の世界観を盛り込みながら、進化し続けるでんぱ組.incを濃縮した豪華パフォーマンスとなった。
続いて後攻のエビ中が登場。出囃子「ebiture」で登場すると、夏の代表曲「ラブリースマイリーベイビー」、爽やかなアイドルサマーチューン「YELL」、カリビアンミュージック・ソカをベースにした「揚げろ!エビフライ」で会場全員でタオルを振り回す。先攻のでんぱ組からの流れを引き継ぐような初夏を感じさせる楽曲達でスタート。
「今日はでんぱ組さんとの2マンということで“アイドルらしい”セットリストでいきたいと思います。」と初日の打首獄門同好会とは打って変わった内容を用意。続いて「ハイタテキ!」、Mrs.GREEN APPLEの大森元貴が楽曲提供した「シンガロン・シンガソン」、そして椎名林檎トリビュートアルバム参加曲「自由へ道連れ」とエビ中的ポップロック・ナンバーをパフォーマンス。一気にオーディエンスを引き込んでいく。
続いてのMCでは「エビ中のマネジャーがでんぱ組のファンで、今日はプライベートで遊びにきている」「普段見せないくらいメイクを頑張っている」とマネジャーのプライベートを晒すと「でんぱ組さんよりもマネージャーに愛されるように頑張る」という健気な一言も会場はリアクションに困った様子。「MCはこんなだけど音楽は頑張ります(笑)」と和やかな空気に包まれると、最新アルバム『MUSiC』より、三声のハーモニーで聴かせるミドルバラード「星の数え方」で会場を魅了した。
続く代表曲「スーパーヒーロー」では、シンフォニックなロックバラードを歌い上げる。感動的な展開に包まれる中、ラストに岡崎体育提供の最新アッパーチューン「Family Complex」で会場を縦に揺らし、10年間の感謝を綴る歌詞で“アイドルらしい”フィナーレを作り上げた。
エビ中のパフォーマンスが終了すると改めてでんぱ組.incが登場。2012年のジョイントツアー以来について振り返り、でんぱ組は「エビ中は正直怖いと思っていた」と告白。「当時、アイドルコンプレックスの塊で可愛い子を見かけると“お~っ”てなってしまう」ということだが、人見知り同士が約10年の時を経て話せる距離感になったことに対し、両グループのファンから暖かい拍手が送られた。そして、エビ中も所属するアイドルセクション“スターダストプラネット”のTEAM SHACHIへの楽曲提供としても知られる浅野尚志・作詞作曲の「バリ3共和国」をコラボ。百戦錬磨のアイドル同士ならではの息の合ったダンス・ボーカルで一夜限りのコラボを演出した。
さらに、ラスト曲として、エビ中の「サドンデス」を披露するかと思うと、イントロでエビ中・星名美怜がでんぱ組メンバーを連れてステージから退場。「どうするんだよ?」という残されたエビ中メンバー5人はやむなくパフォーマンスを続けることに。1番が終わった所でエビ中がセンターを取り合い揉め始めるお約束の展開になり、ここでようやくでんぱ組メンバーも加わり、星名を審判とした11人での“ダンスバトル”がスタート。最終的にはエビ中・中山が「立ち上がれ私立でんぱ中学!」として場を平定、メンバー、そして会場全員が主役である中学生となって大団円を迎えた。
◎セットリスト
【私立恵比寿中学とでんぱ組中学合同合唱コンクール】
2019年5月22日(水)Zepp DiverCity(TOKYO)
<でんぱ組.inc>
01.でんでんぱっしょん
02.NEO JAPONISM
03.太陽系観察中生命体
04.Future Diver
05.いのちのよろこび
06.ちゅるりちゅるりら
07.絢爛マイユース
08.プレシャスサマー!
09.おつかれサマー!
<私立恵比寿中学>
01.ラブリースマイリーベイビー
02.YELL
03.揚げろ!エビフライ
04.ハイタテキ!
05.シンガロン・シンガソン
06.自由へ道連れ
07.星の数え方
08.スーパーヒーロー
09.Family Complex
<コラボレーション>
01.バリ3共和国
02.サドンデス(私立でんぱ組中学ver.)
◎リリース情報
シングル『トレンディガール』
2019/6/5 RELEASE
<初回生産限定盤A>
SECL-2438 1,200円(tax in.)
<初回生産限定盤B>
SECL-2439 1,200円(tax in.)
<通常盤>
SECL-2440 1,200円(tax in.)
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