2019/04/23
4月23日はニューヨーク・ドールズ、ハートブレイカーズなどでの活躍で知られるパンク・ロック界のカリスマ、ジョニー・サンダースの命日。
ジョニー・サンダースは1952年7月15日、ニューヨーク・クイーンズ生まれ。キース・リチャーズに憧れギターに目覚めた青年時代を経て、1971年にニューヨーク・ドールズを結成。ニューヨークのアンダーグラウンド・シーンを牽引する存在として人気を博し、73年にアルバム・デビューを果たすが、メンバーとの対立によりサンダースは75年にバンドを脱退。新たに自身のバンド、ジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズを結成する。バンドはパンク・ロックのもう一つの“聖地”ロンドンへと渡り、今もロック史上に残る傑作と名高いスタジオ・アルバム『L.A.M.F.』(1977年)をリリース。翌年にはソロ・デビューも果たしている。
サンダースの天才的なギター・テクニックと非凡なソングライティングのセンス、破天荒な生き様はニューヨークの若者のみならずロンドンの若者をも魅了し、双方のパンク・ロック界に絶大な影響を及ぼした。しかし、その破滅的なパフォーマンスや言動を見ればドラッグとは切っても切れない関係だったことは一目瞭然。キャリアを通じてドラッグとの関係を断ち切ることはできず、1991年4月23日、アメリカ・ニューオーリンズのホテルの一室にて、オーヴァードーズにより急逝。享年38、直前に来日公演を行ったばかりだった。
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