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2019/04/29

福士誠治×濱田貴司=MISSIONが語る「コール&レスポンスひとつ取っても普通のアーティストと違う」

 連続ドラマ『極道めし』主演やスーパー歌舞伎II【ワンピース】、ミュージカル【スリル・ミー】などで役者として注目を集める福士誠治。同じく、arp解散後も、舞台やテレビドラマなどの音楽を手掛けている濱田貴司。このふたりによるバンドプロジェクト“MISSION”が、2月17日に開催したデビューライブや今後の展望について語ってくれた。

--デビューライブの感想を聞かせてください。

福士誠治:今後のボーカリストとしての自分への課題が見えました。コール&レスポンスは今までやったこともなかったし、最初はすごく恥ずかしかったです(笑)。でも実際にやってみて「こんなにお客さんが楽しんでくれるんだ」と分かったし、今後は僕自身ももっと楽しんでやりたいなと思いました。あんなにお客さんと近い距離で居られるということは、演劇の世界ではあまりないことなので、人生で初めての貴重な体験をさせてもらっている気がしてならないです。

--音楽のステージに上がるのは初めてだった訳ですけど、それゆえに赤ん坊のように純粋無垢にライブと向き合うことが出来ていて、その中で福士誠治の人間性が純度高く出てくるというのは、ある意味、発明的だったなと思います。このプロジェクトの可能性の大きさを感じました。

福士誠治:嬉しいです!

濱田貴司:僕がずっと思っていたことです!

福士誠治:本当ですか(笑)?

濱田貴司:デビューライブは強烈なカタパルトで発進した気がしていて、ふたりのこれまでやってきたこともそうだし、演奏してくれた人、演出家の本間律子さん、このライブを実現させる為に動いてくれた人、そういった人たちの力も含め、凄まじいエネルギーで発進することが出来たなと。かなりの初速で飛び出せたなと思いました。

福士誠治:ロケットスタート感?

濱田貴司:物凄いロケットスタート。それと同時に思うのは、今仰ってくれた部分。ちょっとね、奇跡のバランスになっていると思う。福士くん、めちゃめちゃ表現力あるやん? だけど、歌ったことはほとんどない。でもこれだけ歌えている。だから、変に染まっていなくて、今から何にでもなれるし、すでにこの速度で発進しているということは、ここに何か足されたときには「何者になるんやろ?」と思うぐらい楽しみ。

--そのボーカリスト・福士誠治の可能性は、当然ながら濱田さんが手掛ける音楽あってこそだと思うのですが、MISSIONではどんな音楽を表現したいと思っているんでしょう?

濱田貴司:男・福士誠治を見せたい。最近の人気ある男性ってちょっと中性的な方が多いでしょ? その中でこれだけ男っぽさを出して嫌味にならない、男から見ても気持ち良い男ってなかなかいないと思っている。だから、男・福士誠治がステージで格好良く歌っている姿を想像して、そこに流れてきた音を曲にしています。僕は劇伴をずっとやってきていますが、劇伴がJ-POPと作り方が違うのは、映像に対してそこに流れるべき音が考えるよりも先に流れる。それを技として作っていく。MISSIONでは「福士くんがこんな風に歌ったら男として格好いい」という映像を思い浮かべながら作っていて、デビューライブではそれを遂に生で表現できたし、その姿は自分の想像を超えていた。すごく嬉しかったですね!

--8月10日 新宿ReNYにて開催される【MISSION セカンドワンマンライブ】はどんなライブにしたいと思っていますか?

濱田貴司:すでにデビューライブで、MISSIONならではのライブを形に出来たとは思いますが、そのオリジナリティを突き詰めていく感じですかね。例えば、コール&レスポンスひとつ取っても普通のアーティストがやっているソレとは違うので。

福士誠治:僕はその違いが全然分からないです(笑)。正直「これ、すげぇ王道をやっている」的な感覚。でもそれを楽しんでもらえているのなら、変に知識を入れず、でもみんなが楽しめるようにやりたいと思っています!

 5月末にチケット一般発売を予定! 情報はオフィシャルホームページ、Twitterをチェック!

取材&テキスト:平賀哲雄
写真:桝田涼太

◎MISSION「ONNE-NESS RELEASE LIVE」ダイジェスト映像
https://youtu.be/fIgZu40jIuU

◎ライブ情報
MISSION セカンドワンマンライブ
2019年08月10日(土)新宿ReNY
ライブチケットオフィシャル先行発売
期間:3月20日18:00~4月14日23:59まで
https://eplus.jp/mission19hp/
※抽選にて一人4枚まで

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