2010/03/15
過去12年のキャリアにおいて、別々に曲を作ることを慣わしとしてきた双子姉妹によるユニットTEGAN & SARA。しかし最新アルバム『SAINTHOOD』では、スタジオ入りをする前に“ライティング・セッション”を開き、2人で一緒に曲を作るという新たな試みを実践した。
そんな中から生まれた複数の曲のうち、「PAPERBACK HEAD」という1曲がアルバムに収録されることになったのだが、この曲についてTEGANは、「2人で一緒に書いた曲は他にもたくさんあったけど、この曲以上に素晴らしい作品はないと感じたの」とコメントしている。
またTEGANによると、SARAは彼女よりもずっと“細部にまでこだわる”性格だそうで、2人の作曲スタイルにはかなりの違いがあることも発見したという。しかし故郷カナダの東部と西部に離れて暮らす2人にとって、「PAPERBACK HEAD」という楽曲だけは決して同じ部屋で作業をしなくとも共同で書き上げることが可能な作品だと実感したのだという。
「2人の共有ファイルを作り、MP3をやり取りしながらコラボを続けたの。すごくラクな作業だったわ。でも同時に今回は、実際に同じ部屋で一緒に曲作りに挑戦したらどんな結果になるか、それも実践して確かめることができた。バトルになって警察に逮捕されるとか、殺し合いになるとか、悲惨な結果にならなかったことをとても誇りに思うわ」と、TEGANは冗談まじりに語っている。
そのTEGANだが、今回のアルバムでは今後スタートする彼女のサイド・プロジェクトでパートナーを組む、AFIのベーシストHUNTER BURGANとも複数の楽曲を共に書き上げている。そしてTEGAN & SARAの今後についても、今回のように姉妹でのコラボ曲に挑戦していくことで、これまでとは違った作品を追求していきたいと考えているそうだ。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像