2019/03/29
シガー・ロスのメンバーが、脱税で起訴された。バンドの地元アイスランドの税務当局が、3年前から彼らの財政調査を進めていた。
2019年3月28日に地方検察官が提出した起訴状によると、シガー・ロスのメンバーは2011年から2014年にかけて誤った納税申告書を提出し、総額1.51億アイスランド・クローナ(約1.36億円)を脱税したとされる。
メンバーたちは当時の経理担当者の責任であるとし、手違いに気付いてからは税務当局に協力しているとコメントしている。3月28日に出された声明で彼らは、「裁判にまで発展してしまったのは遺憾」であり、潔白を証明すると誓っている。
裁判を待つ間、650万ドル(約7.2億円)の価値があるマンションや家などメンバーの資産が差し押さえられたままになる。このうち3分の2は、現在米ロサンゼルスに住んでいるフロントマンのヨンシー(本名ヨン=ソル・ビルギッソン)のもので、彼は24万ドル(約2,660万円)分の所得税と、10.5万ドル(約1,160万円)分の投資収益に対する税金を免れようとした嫌疑がかけられている。
検察官によると、ほかのメンバーであるゲオルグ・ホルムと元メンバーのキャータン・スヴェインソンとオーリー・ディラソンも総額で160万ドル(約1.8億円)の所得を隠していたとされ、約72.5万ドル(約8,030万円)脱税したとのことだ。ゲオルグとオーリーは15万ドル(約1,660万円)の投資収益に対する税金も免れた罪で告発されている。
アイスランドでは、高所得者の一般所得税率は46%となっている。
バンド側の弁護士Bjarnfredur Olafssonは声明で、「シガー・ロスのメンバーたちはミュージシャンであり、簿記や国際金融の専門家ではない」とコメントしている。公判日はまだ設定されていない。
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