2019/03/20
2月17日に開催したデビューライブを大成功に収め、1stミニアルバム『ONE-NESS』も話題沸騰中。人気俳優・福士誠治×音楽家・濱田貴司によるバンドプロジェクト“MISSION”について、彼らのライブ演出を務める本間律子が語った。
--連続ドラマ『極道めし』主演やスーパー歌舞伎II【ワンピース】、ミュージカル【スリル・ミー】などで役者として注目を集める福士誠治。同じく舞台やテレビドラマなどの音楽を手掛けている濱田貴司。このふたりのプロジェクトに関わることになった経緯から教えてもらえますか?
本間律子:ディスクガレージの方に「相性良いと思うので、ライブ演出をやってみませんか?」とお声掛け頂いたのがきっかけなんですけど、私がいわゆる音楽ライブの一般的な演出と全然違うアプローチで、ライブアレンジと構成から演出を考えるようなことをやっているので、面白い化学反応が生まれるんじゃないかと思ったみたいなんですよね。で、私も役者さんと音楽で風景を作れる作家さんのプロジェクトは面白いと思ったし、濱田さんは圧倒的な音楽の才能があって、福士さんも隠れた音楽の才能がある人だと思っていて。彼が出演しているミュージカル【スリル・ミー】を観たときもそれは感じたし、そこで「濱田さんがなんでMISSIONではロックバンド的なアプローチを選んだのか」すごく腑に落ちたんですよね。だったらもっと格好良い上に表現力を全面に出しながら、音楽的に新しいこともやれるなと思ったんです。
--デビューライブでは、福士さんの役者的なアプローチとドラムの異種格闘技戦のような演出もありましたが、たしかに新しいスタイルだと感じました。
本間律子:MCでもなければ、語りでもない、セリフとドラムの即興パフォーマンス。決して簡単なモノではないと思うんですけど、彼は最初から「それ、面白そうですね!」って食いついてくれていたんです。あそこで福士さんがブレイクするのは見えていて、実際に本番で観る人を魅了したと思うんですけど、福士さんは音に呼ばれてその世界に入っていく表現を誰よりも出来る人だから。で、濱田さんは「福士くんはライブ慣れしてないから」と「ポン出しをしなきゃいけない」とか「弦を意識しなきゃいけない」とかいろいろ気にしていたんですけど、「その辺はぜんぶ自分がやるんで、ただただ演奏と自分の音楽の中に浸ってくれれば結構です」と伝えて。そこで生きている音楽に没入できるってミュージシャンにとって一番の幸福じゃないですか。それを味わってもらうことは、私の中での隠れ目標でもあったんですよね。それこそがライブだと私は思っているので。
--セカンドライブも8月10日に開催されますが、デビューライブを観た上で今後はどんなモノにしていけたらいいなと思っていますか?
本間律子:福士さんが舞台や映画でお芝居をやってきたということは、楽器の演奏の練習を続けてきたことと同じことだと思っていて。表現スキルを磨いてきた人が歌っている。で、シーンや風景など「ライブでこういうモノが必要だ」と言ったら何でも作ってくれるクリエイターがいる。だから今回も1stミニアルバム『ONE-NESS』の楽曲だけだと足りないから「いろんな感じで盛り上がる曲があったらいいですね」と言ったら、ポンと書いてくださって。「あー、さすがプロ!」と思いましたね。あとはそこに福士さんが乗ったらああいう熱狂的なライブが生まれる訳で、そういうふたりの特色あるスキルを生かせる内容をもっと考えていきたい。でもそっちだけだと普通のお芝居を観に行けばいいことになっちゃうから、私の得意な「ライブを楽しく深く音楽として味わう」演出も取り入れて、その両立てにしたいなと思っていて。で、特色あるスキルを生かす方向では、ストーリーを語れて、ストーリーに音を付けられる人たちなので、普通のバンドやシンガーソングライターのライブでは表現できない要素をさらに取り入れていきたいなと思っています。
なお、4月初旬には、福士誠治&濱田貴司のライブインタビュー&ライブダイジェスト映像を公開予定。こちらもお楽しみに。
取材&テキスト:平賀哲雄
◎ライブ情報
MISSION セカンドワンマンライブ
2019年08月10日(土)新宿ReNY
ライブチケットオフィシャル先行発売
期間:3月20日18:00~4月14日23:59まで
https://eplus.jp/mission19hp/
※抽選にて一人4枚まで
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
櫻坂46、躍進した2024年の集大成を魅せたグループ4周年ライブでZOZOマリン史上最大となる72,000人を動員
2
【米ビルボード・アルバム・チャート】ATEEZ『GOLDEN HOUR : Part.2』首位、リンキン・パーク/JINがTOP5デビュー
3
【深ヨミ】アンジュルム『初恋、花冷え/悠々閑々 gonna be alright!!』の販売動向を過去作と比較
4
【ビルボード】timelesz『because』27.7万枚でシングル1位
5
【ビルボード】ENHYPEN『ROMANCE : UNTOLD -daydream-』、前作リパケAL超える成績でアルバム・セールス首位獲得
インタビュー・タイムマシン
注目の画像