2019/03/09
ティム・バートン監督がディズニーの名作『ダンボ』を実写化した映画『ダンボ』が2019年3月29日より公開となる。
ディズニー・アニメーションの『ダンボ』をベースに、『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』などで強い個性を持つキャラクター達の成長を描いてきたティム・バートン監督がオリジナル脚本で映画化した本作は、その独特な映像美と世界観、そしてファンタジックに描いた奇跡の物語に期待が高まっている。本作のプロデューサーのジャスティン・スプリンガーは「ダンボをリアルにすることは、ものすごく大事でした。彼は物語の主人公で核ですから、リアルで信じられる存在にしなくてはなりません」と子象ダンボのリアルな表現へのこだわりを明かすが、本物のサーカス団員を世界中から呼び寄せ、スケール感を追及したことが明らかになった。
「(『ダンボ』が)お気に入りのディズニー・アニメーション」と語るバートン監督と多くの作品でタッグを組み、本作でもプロデューサーを務めるカッテルリ・フラウエンフェルダーは「この映画の実現のために、わたしたちは自分たちでサーカス団を生みだす必要がありました。モンゴルの曲芸師から、ブラジルのピエロ、ジャグラーはアフリカからというように、世界中から優れた曲芸師たちを集めました」と徹底したリアルへのこだわりを明かす。スプリンガーは「彼らはそれぞれみんな見事な芸を持っていますから、VFXでごまかすのではなく、彼らの見事な芸をそのまま披露しています。この映画においてダンボが飛ぶ場面はたしかに見物ですが、他の曲芸者たちの見事な芸を見せることで、スケールが増したと思います」とリアルを追及したことで作品の壮大なスケール感を創出できたと自信を覗かせる。
キャストたちも例外ではなく、空中ブランコの曲芸師コレットを演じるエヴァ・グリーンは実際に本物の曲芸師たちと一緒にトレーニング。コリン・ファレルも、夫婦で24頭の馬を率いて芸をする元看板スターのホルトを演じるために、実際に乗馬をこなしている。しかし、カッテルリは「サーカスは舞台であって、主役ではないのです。サーカス以外にニューヨークの場面もスケールが大きくてたくさんの挑戦がありました。ただ、以前ティム(・バートン監督)が言っていたことですが、新たな『ダンボ』の物語は、ひとつの家族とダンボについての物語です。アニメーションでは、ダンボと母親の泣かせるストーリーがありましたが、本作はその要素を生かしつつも、ダンボと似た境遇の他の人間の家族や、サーカスの一家の物語です」と舞台としてのサーカスを壮大なスケールで描きつつも、ダンボと人間の家族やサーカス団の仲間たちとのドラマを描くことに注力したと明かす。
ダンボが引き離された母を助けるため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出すファンタジー・アドベンチャー『ダンボ』。ディズニーとティム・バートンが奇跡の映像美で実写化する新たなダンボの物語はどのような胸を高鳴らせる体験を届けてくれるのか。全世界から熱い期待が高まっている。
◎『ダンボ』予告映像
https://youtu.be/jp1EKcbqylU
◎公開情報
『ダンボ』
2019年3月29日(金)より、全国公開
監督:ティム・バートン
出演:コリン・ファレル、エヴァ・グリーン、マイケル・キートンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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