3/8（月）にLIL WAYNEが1年に渡る刑務所生活をスタートさせた数時間後、刑期を終えて出所したばかりの同じヒップホップ界の大物T.I.が音楽シーンへの復活をアナウンス。その名も「I'M BACK」という最新シングルを、自身の公式ウェブサイトで初公開した。また彼は、楽曲がネット上で公開された1時間後に行ったコンフェレンス・コールで、通算7作目となるスタジオ・アルバムを8/24にリリースすることも明らかにした。

一部の選ばれたDJたちも招待して行われたコンフェレンス・コールの中では一切の質問を受け付けなかったT.I.だが、この曲の中では“悪党ラッパー”に憧れる連中を一蹴し、自分自身を筆頭にLIL WAYNE、GUCCI MANE、BOOSIEといった服役した仲間の名を引き合いに出すなど、彼自身のこれまでの想いが明確に反映された内容になっている。また、8月にリリース予定のアルバム・タイトル案は固まっているようだが、それを明らかにすることは拒否しつつ、次のようなコメントを口にした。

「皆からのサポートには深く感謝している。短い期間だったが、俺にはかなりツライ時間だったので、周囲からの支えの有難さが身に染みるほどわかったよ。そして今日、ニュー・アルバムからの第1弾シングルを発表するという特別な瞬間を迎えることができた。タイトルは「I'M BACK」で、この曲の中には皆に知っておいてもらいたいメッセージがたくさん込められている。俺が服役中、いろいろな事が起こったし、伝えたいメッセージもたくさん生まれた。そんな俺の想いをすべて詰め込んだのが、このシングルだ。この曲は服役を終えて家に戻ったのち、最初に書き上げた作品であり、新しい俺を代弁する曲でもある。ぜひ皆に気に入ってもらえると確信しているよ」。

また3分強に及んだコメントの中で、T.I.はこの夏にコンサートで各都市を回る計画も明らかにし、この4月半ば〜5月初旬頃からは、公の場にも頻繁に姿を見せるようになると語っていた。