2010/03/09 00:00
USHERと彼のクリエイティブ・チームが次のアルバムのためのアイデアを出し始めたときに目指したのは、彼ならではのハッタリを取り戻すことだっ
た。「よく検討してみたんだ」とシンガーは語る。「僕は『ずっとシリアスでいなくちゃ、立派な男でなくちゃ』と思いながらスーパー・ハズバンド、スーパー・ダッドをずっと演じていた。ちょっとの間ハッタリを脇に置いていたんだ。だけど、捨てちゃったわけじゃない。今こそそいつを取り戻すときなんだ」
3/30に発表されるアルバム『RAYMOND VS. RAYMOND』に注目が集まっている。何度も発売が延期されていたこのアルバムは2007年の『HERE I STAND』に続くもので、TAMEKA FOSTERとの結婚が破局して以来初めての作品となる。『HERE』は最終的に120万枚売れてプラチナ・アルバムとなったが、ファンの反応はこれまでのヒット作『8701』(470万枚)、『CONFESSIONS』(970万枚)に比べて鈍かった。
3曲同時にチャートインさせ、新しいマネージャーを雇った31歳の離婚した二児の父親はかつてのハッタリを取り戻せるだろうか。
離婚手続きを思わせるタイトルのアルバムだが、MARVIN GAYEの1979年の『HERE MY DEAR』の現代版というわけではない。『RAYMOND VS.RAYMOND』は男も女もUSHERに憧れるようなアプローチが取られている。
2008年のクリスマスにアルバムの基礎工事が始まった。「自分の私生活の出来事で音楽をゆがめさせたくなかったし、その土地のサウンドにハマり込むのもイヤだった。だからラスベガスで仕事をしたんだ。折衷的るつぼみたいなところだからね。おかげでよりクリエイティブになれる自由が得られたよ」
コラボレートしたプロデューサーはDRE & VIDAL、PHARRELL WILLIAMS、JIMMY JAM & TERRY LEWIS、POLOW DA DON、RAT PACK。JERMAINE DUPRI、BRYAN MICHAEL COXなどだ。
「みんなは『ああ、自分の結婚生活について歌っているんだろうな』と思うだろうけど、そんなのあまりにも近視眼的だ。『CONFESSION』で語った多くのことも僕自身の体験じゃなかったんだからね」
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