2019/02/01
ステファン・グラッペリ(vn.)、ケニー・バレル(gt.)、バッキ―・ピザレリ(gt.)、ロン・カーター(b.)、グラディ・テイト(ds.)が、1992年に録音した伝説のセッションが高音質UHQCDで復刻された。
グラッペリとバレルのホテルでの偶然の出会いをきっかけに、グラッペリ85歳を記念したアルバムの構想が生まれ、実現したこのセッション。1993年にニューヨークのレーベル、オメガより『So Easy to Remember』というタイトルで発売され、日本でも1996年に『スタンダード・ソングブック』として発売された。そんな幻の1枚が、最新のリマスタリングによって高音質で復活。さらに、世界初出となる「アイム・コンフェッシン」の別テイクと、ヴァイオリンとギターのデュオ「ジ・エンド・オブ・ア・ラヴ・アフェア」の2曲のボーナス・トラック入りだ。
「恋のため息」からスタートする本作は、「煙が目にしみる」や「ナイト・アンド・デイ」など、どれも名作として長年愛され続けるスタンダードナンバーばかり。グラッペリの洒脱なヴァイオリンと巨匠らのセッションが心地よく響いてくる。名盤であることはさることながら、人と人との出会いは奇跡の連続であるということを感じさせてくれる一枚となっている。
◎リリース情報『ジャズ・グラッペリ~ボストン・スウィング』
MZCS-1380 2,400円(tax out)
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