2019/01/28
エド・シーランが、ステージで頻繁に使用しているギターを製作しているアイルランドのメーカー、Lowden(ローデン)とタッグを組み、自身の名を冠したアコースティック・ギターを発売する。
“Sheeran By Lowden”と名付けられたシリーズは、シーランのトレードマークとも言える小さいサイズ(Small)と極小サイズ(Wee)の計8モデルからなる。彼とローデンのギターとの出会いは2012年で、スノウ・パトロールのフロントマン、ギャリー・ライトボディがシーランへのプレゼントとして発注した、極小サイズの“Wee Lowden”をオーナーのジョージ・ローデンがデザインしたことが始まりだった。Sheeran By Lowdenの公式サイトによると、この時プレゼントされたギターを使って『x(マルティプライ)』の楽曲を5曲書き、レコーディングもしたそうだ。
シーランは、「最近ギター・バンドは減り、ギターを使うアーティストも減っていて、ギターを手に取る若者も少なくなってしまった。この最高品質の、アイルランド製のギターを若い人たちに届け、彼らが学んで成長することを後押しすることで、そんな状況を変えられればと思っている」と声明でコメントしている。
シーラン・モデルのギターの値段はまだ発表されていないが、このコラボを通じて「ミュージシャン志望者が自分のローデンを所有するチャンスをつくりたかった」と公式サイトに記載されている。彼はインスタグラムでもその値ごろ感を強調しており、同社のオリジナル・タイプのWee Lowdenは、使用されている木材によって4,390ドル~5,800ドル(約48万円~63万円)で販売されているものの、製造工程を一部自動化することなどでコストを可能な限り抑えるようだ。
ジョージ・ローデンは、「ここ数年間、エドがステージやスタジオでローデンのギターを使ってくれていたのは光栄だった。彼と親しい関係を構築し継続できたことが、今回のSheeran By Lowden誕生という実を結び、感激している」とコメントしている。
シーランは2017年以来新曲を発表していないが、【÷(ディバイド)・ツアー】の中南米日程が来月ブラジルより開幕する予定で、3月は自身初の南アフリカ・スタジアム・ツアーが控えており、4月から5月にかけては来日公演も含めたアジア日程も発表されている。彼の大ヒット曲「シェイプ・オブ・ユー」は最近アメリカレコード協会(RIAA)によりダイヤモンド認定された(1,000万ユニット)。
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