2019/01/07
アリアナ・グランデの「サンキュー、ネクスト」が通算7週目の1位を果たした、2019年1月5日付米ビルボード・ソング・チャート。
2018年11月17日付チャートで初登場1位にデビューしてから、間トラヴィス・スコットの「シッコ・モード」(今週4位)に1週その座を奪われるも、再び首位の座につき、通算7週目の1位をマークした「サンキュー、ネクスト」。同週はホリデー・セールの効果により、43,000ダウンロードを獲得しデジタル・ソング・セールス・チャートで3位に浮上。9,000万回を記録し、エアプレイ・チャートでは5位にランクインしたが、7週連続で1位をキープしたストリーミング・チャートでは、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」に阻まれ、2位にダウンしている(週間3,790万視聴)。
その「恋人たちのクリスマス」は、1994年のリリースから24年を経て最高位となる3位まで上昇。週間視聴回数は5,190万回で<Streaming Gainer>を獲得、ストリーミング・チャートでは自身、そしてホリデー・ソングとしても初のNo.1獲得を果たした。同曲が収録されたアルバム『メリー・クリスマス』も、アルバム・チャートで8位まで上昇し、23年ぶりのTOP10入りを果たしている。
今週は、2位にホールジーの「ウィズアウト・ミー」がランクインし、TOP3をすべて女性ソロ・アーティストが独占した。この記録は、テイラー・スウィフトの「ブランク・スペース」、メーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」、そしてテイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」が独占した2014年11月29日付チャート以来、約4年ぶりの快挙。その「ウィズアウト・ミー」は、47,000ダウンロードを記録し、通算6週目のデジタル・ソング・セールス・チャート1位をキープ。「サンキュー、ネクスト」とのポイントは僅差で、次週は1位に浮上するだろうと予想されている。
集計期間がクリスマス・ウィーク(2018年12月21日~27日)ということで、「恋人たちのクリスマス」の他にも3曲のクリスマス・ソングがTOP10入りし、歴代最多の4曲がランクインするホリデー・シーズンらしいチャートとなった。
8位には、前週の13位から上昇したボビー・ヘルムズの「ジングル・ベル・ロック」がランクイン。同曲は1957年にリリースされたクリスマス・ソングの定番曲で、翌58年に“Hot 100”初チャートインしてから再びランクインした期間としては歴代最長の約60年振りとなる。また、ブレンダ・リーの「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」は11位から9位にランクアップし、1963年に最高6位を記録した「ルージング・ユー」以来55年ぶり、通算13曲目のTOP10入りを果たしている。この記録も、女性アーティストとしては最長。
それから、バール・アイヴスの「ホリー・ジョリー・クリスマス」も前週の12位から10位にランクアップし、およそ56年ぶりのTOP10入りを果たしている。前週、アンディ・ウィリアムスの「モスト・ワンダフル・タイム・オブ・ザ・イヤー」が約47年ぶりのTOP10復帰を果たし、歴代記録を更新したばかりだが、翌週バール・アイヴスがその記録を9年上回り、たった1週でその記録を塗り替えた。バール・アイヴスにとっては、1962年に10位をマークした「Funny Way of Laughin'/バール・アイヴス悲しかないんだ」以来56年ぶり、3曲目のTOP10入りとなる。
Text:本家一成
◎【Hot 100】トップ10
1位「サンキュー、ネクスト」アリアナ・グランデ
2位「ウィズアウト・ミー」ホールジー
3位「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー
4位「シッコ・モード」トラヴィス・スコット
5位「サンフラワー」ポスト・マローン&スウェイ・リー
6位「ハイ・ホープス」パニック!アット・ザ・ディスコ
7位「ハピアー」マシュメロ&バスティル
8位「ジングル・ベル・ロック」ボビー・ヘルムズ
9位「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」ブレンダ・リー
10位「ホリー・ジョリー・クリスマス」バール・アイヴス
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