2018/12/30
デビュー55周年、そして、ストーンズ黄金期の序章とされる名盤『ベガーズ・バンケット』のリリースから50周年の節目を迎えたザ・ローリング・ストーンズ。メンバー全員が70歳を超えた今もなお、現役で活躍を続ける彼らの2018年を改めて振り返ってみたい。
まずは1月、【第60回グラミー賞】にてキャリア初のブルース・カバー・アルバム『ブルー&ロンサム』(2016年12月発売)が<最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム>賞を受賞。ストーンズにとってグラミー受賞は第37回の<最優秀ロック・アルバム>賞『ヴードゥー・ラウンジ』(1994年)以来3度目となっており、幸先の良いアニバーサリー・イヤーの幕開けとなった。
続く5月には、昨年に続き【ノー・フィルター】欧州ツアーがキックオフ。公演はイギリス、ドイツ、フランス、チェコ、ポーランドなどでおこなわれ、イギリスでの公演にはリアム・ギャラガー、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ジェイムス・ベイらがサポート・アクトとして出演し大きな話題に。また、ツアー中の6月2日には最年長のチャーリー・ワッツが77歳の誕生日を迎え、同日行われたコンサートでミックと客席がチャーリーにバースデーソングを大合唱する模様がオフィシャル映像としてUpされた。同ツアーの収益は117,844,618ドル(約131億円)、昨年開催された同ツアーと合算すると総収益237,802,307ドル(約265億円)、28公演全てがソールドアウトし、1,506,219枚のチケットが売れた計算に。【ノー・フィルター】ツアーを大盛況で終え、一段落した10月には、1968年にリリースされた『ベガーズ・バンケット』の発売50周年記念盤が、11月には1994年におこなわれた米マイアミ・ジョー・ロビー・スタジアム(現ハードロック・スタジアム)でのコンサートの模様を収録したライブ作品の完全版『ヴードゥー・ラウンジ・アンカット』がそれぞれリリースされ、『ベガーズ・バンケット』収録曲の新たなリリック・ビデオも制作・公開された。
また、11月には2019年春の【ノー・フィルター】USツアーの開催と、ファン待望の大規模世界巡回展『Exhibitionism―ザ・ローリング・ストーンズ展』の日本上陸も発表。2016年4月から英・ロンドンを皮切りに、米・ニューヨーク、シカゴ、ラスベガス、ナッシュビル、オーストラリア・シドニーと世界巡回中の『Exhibitionism―ザ・ローリング・ストーンズ展』は、展示数500点以上、動員数はすでに100万人を突破しており、音楽アーティストの企画展としては世界最大規模。アジア圏初開催となる『Exhibitionism―ザ・ローリング・ストーンズ展』は、2019年3月15日から5月6日まで東京・TOC五反田メッセにて開催、すでに前売りチケットも発売中だ。
2019年、日本のファンにとっては待望となる『Exhibitionism―ザ・ローリング・ストーンズ展』開催はもちろんのこと、【ノー・フィルター】のジャパン・ツアー開催、さらに噂される全世界待望のニューアルバムのリリースへの期待も一層高まるばかり。結成から50年を超えた現在もなお、音楽シーン最前線を転がり続けるザ・ローリング・ストーンズから来年も目が離せない。
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