2019/01/06
2018年の米チャートを賑わせたヒット曲や話題曲の中には、今年の米音楽界におけるトレンドや、社会の動きが歌詞に凝縮されているものがいくつも見られた。
米ビルボードがこれらの楽曲を起点に、米国における2018年の音楽事情/社会情勢を振り返っている。本日は、米ビルボードが2018年の<ウーマン・オブ・ザ・イヤー>に選んだアリアナ・グランデ
の「thank u, next」をピックアップする。
「One taught me love, one taught me patience/ And one taught me pain, now I’m so amazing」(ひとりは愛を教えてくれて、ひとりは忍耐を教えてくれた/そしてひとりは痛みを教えてくれた。今、私はすごくいい感じ)
2018年11月3日に突然リリースされた瞬間から、アリアナ・グランデの「サンキュー、ネクスト」は独り歩きし始めた。大々的に宣伝され、ハリウッド映画へのオマージュが盛り込まれたミュージック・ビデオはたちまち話題を呼び、公開された各プラットフォームの動画再生記録を次々と塗り替えた。また、コーラス前の上記の歌詞はネット上で数え切れないほどのミームを生み出し、Twitterには何百万もの関連ツイートが溢れかえった。
この楽曲と、それに対する世間の反応は、ドレイクやカーディ・Bから、レディー・ガガ主演の『アリー/スター誕生』にまつわるものまで、2018年を彩った数々の音楽関連ミームを凌駕する勢いがあった。「サンキュー、ネクスト」が予告なくドロップされたことや、インターネット語を流暢に使いこなすアリアナによるキャッチーな歌詞からは、ヒップホップが優勢でテンポの速い米音楽シーンで彼女がポップ・スターとして成功している理由が見えてくる。
◎「thank u, next」MV
https://youtu.be/gl1aHhXnN1k
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