2018/12/19
2018年12月24日付(集計期間:2018年12月10日~12月16日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、RADWIMPSの約2年ぶり、通算9枚目のオリジナル・アルバムとなる『ANTI ANTI GENERATION』が総合首位を獲得した。
ONE OK ROCKのTakaやあいみょんらも参加した『ANTI ANTI GENERATION』は、初週73,661枚を売り上げてCDセールス1位、14,377DLを売り上げてダウンロード1位、さらにはルックアップでも1位となり、当チャートを構成する全指標でトップをマーク。これは、宇多田ヒカル『初恋』が2018年7月9日付チャートで達成して以来、24週ぶりの快挙となる。
続く総合2位は、DA PUMPの12年ぶりベストで、現体制となってからは初のアルバム作品となる『THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP』が獲得。2018年を代表するヒット曲の一つとなった「U.S.A.」と2014年発売シングル「New Position」を除く全収録曲がボーカル再レコーディングされた本作は、49,784枚を売り上げてCDセールス2位をマーク。他指標ではダウンロード6位、ルックアップ13位と少々伸び悩んだが、総合順位ではCDセールスでの優位をなんとか守り切った形だ。
前週総合1位を獲得したコブクロ『ALL TIME BEST 1998-2018』は、2週目にして32,837枚を売り上げてCDセールス1位、3,229DLを売り上げてダウンロード3位と、根強い販売力を維持して、当週は総合3位に。ルックアップは8位だが、12月22日にレンタルショップでの取り扱いがスタートするので、こちらも次週以降に再浮上するかもしれない。
映画の大ヒットも後押しして、本格的に再評価され始めたクイーン。当週は4位に『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』、5位に『クイーン・ジュエルズ』、6位に『グレイテスト・ヒッツ』、35位に『プラチナム・コレクション』、50位に『グレイテスト・ヒッツ VOL.2』、66位に『オペラ座の夜』、69位に『ジュエルズII ヴェリー・ベスト・オブ・クイーン』、95位に『クイーンII』がそれぞれチャートイン。実に計3作がトップ10入り、100位内には8作がエントリーした。
リバイバル・ヒットの火付け役となった映画『ボヘミアン・ラプソディ』のサントラは、当週20,134枚を売り上げてCDセールス4位、累計はついに10万枚の大台に乗った。また、ダウンロードは5,911DLで2位となっており、この指標では6週連続でトップ5内をキープ。フィジカル、デジタルの両面でロング・セールスを記録している。
様々なメディアを介してクイーンの音楽が聴かれていることは、彼らの楽曲が多数チャートインしているソング・チャート“JAPAN HOT 100”を見ても分かる通り。デジタル・メディアの発達に伴う音楽聴取方法の多様化に、映画×音楽というメディア・ミックス的な要素も加わることで、今回の“クイーン旋風”はまさしく現代的なヒットのモデル・ケースとなったと言えるだろう。
◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『ANTI ANTI GENERATION』RADWIMPS
2位『THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP』DA PUMP
3位『ALL TIME BEST 1998-2018』コブクロ
4位『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』クイーン
5位『クイーン・ジュエルズ』クイーン
6位『グレイテスト・ヒッツ』クイーン
7位『BOOTLEG』米津玄師
8位『JAPRISON』SKY-HI
9位『Love Collection 2~pink~』西野カナ
10位『Love Collection 2~mint~』西野カナ
11位『「7」』ナオト・インティライミ
12位『神仏をいつも身近に感じるために~心澄ませ、気運を高める~』(オムニバス)
13位『Love Shot』EXO
14位『私的旅行』DAOKO
15位『WESTV!』ジャニーズWEST
16位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム スペシャルユニットドラマCD 音也・藍・ヴァン』一十木音也(寺島拓篤),美風藍(蒼井翔太),桐生院ヴァン(高橋英則)
17位『没落』ぼくのりりっくのぼうよみ
18位『アンコール』back number
19位『THE BEST OF RAINBOW』虹のコンキスタドール
20位『imaginism』Kiss Bee
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