2018/12/11 12:30
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のグローバル・ストリーミング再生数が世界で16億回を超え、20世紀の楽曲で最もストリーミングされた曲になったとユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)が2018年12月10日に発表した。日本でも11月9日に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』の世界的大ヒットに後押しされた形だ。
これで「ボヘミアン・ラプソディ」は、史上もっともストリーミングされたクラシック・ロックの楽曲にもなり、ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」、ガンズ・アンド・ローゼズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」と「ノーヴェンバー・レイン」、そしてa-ha(アーハ)の「テイク・オン・ミー」を両部門で抜いたことになった。
このランキングは、Spotify、Apple Music、Deezerなどのグローバル・オンデマンド・ストリーミング・サービスと、YouTubeでの公式ソング/ビデオ再生数の合計に基づいている。
クイーンのギタリスト、ブライアン・メイは、「ロック音楽の河がストリームへと姿を変えたんだな。自分たちの音楽が最大限に流れ続けていてすごくうれしい!」と声明でコメントを発表した。
UMGの会長兼最高経営責任者であるルシアン・グレインジは、「“ボヘミアン・ラプソディ”は、史上最高のバンドによる最高の楽曲のひとつだ。クイーンを代表していることが誇らしく、リリースから40年以上経った今もこの曲が世界中のファンに刺激を与えていることがとてもうれしい。クイーンの不朽の才気の証しであるとてつもない偉業を達成したクイーンと(マネージャーの)ジム・ビーチにおめでとうと言いたい」とコメントした。
1975年にリリースされたクイーンの4thアルバム『オペラ座の夜/A Night at the Opera』に収録されていた「ボヘミアン・ラプソディ」は、シングル・カットされた当初から大ヒットとなったが、約17年後の1992年にも映画『ウェインズ・ワールド』で使われたことがきっかけで5月9日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で2位まで浮上したことがあった。2004年には楽曲が【ロックの殿堂】入りを果たしている。
先月、映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開されてから、楽曲がHot 100に再度チャート・インし、33位まで浮上した。全米ソング・チャートへのエントリーはこれで3回目だ。11月17日付の米ビルボード・ストリーミング・ソングス・チャートでも41位を記録しており、全米における再生数は前週比77%増の1,330万回だった。ビルボード・ジャパンHot 100でも11月12日付チャートにエントリーしてから徐々に順位を上げており、12月10日付チャートでは12位まで浮上している。
UMGの広報担当者によると、レーベル側はリリースから40年以上経っているこの楽曲をストリーミング世代の新しいリスナーに紹介するため、さまざまなストリーミング・サービスで積極的にプロモーションしてきたそうだ。
◎「ボヘミアン・ラプソディ」MV
https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ
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