2018/10/06
『SING/シング』や『ラ・ラ・ランド』、そして『グレイテスト・ショーマン』のヒットが記憶に新しく、音楽映画の注目度が増している昨今。今月から、豪華吹き替え声優陣が劇中歌を担当する『スモールフット』や、伝説のロックバンド<クイーン>のリード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーの物語を描く『ボヘミアン・ラプソディ』、そしてレディー・ガガ×ブラッドリー・クーパーで、音楽業界で主人公がスターダムを駆けあがっていくドラマを描く『アリー/スター誕生』など、これからの季節は音楽関連の注目作が続々公開。今最も注目の3作を、先取りして紹介しよう。
◎木村昴、宮野真守ら豪華声優陣の劇中歌×圧倒的映像美!“モジャかわ”ミュージック・ファンタジー『スモールフット』(2018年10月12日公開)
主人公は、心優しいイエティのミーゴ。モジャモジャヘアで身を包んだ“モジャかわ”な彼はある日、小さな足の伝説の生物“スモールフット(=人間)”と出会う。大慌てで村に戻り、その大発見を他のイエティたちに話すミーゴだったが、誰も信じてくれないばかりか、嘘をついた濡れ衣をかけられ、村の最長老・ストーンキーパーから追放を言い渡されてしまう。途方に暮れていたミーゴだったが、「雲の下には不思議な世界が広がっているのよ」というヒロインのミーチーの言葉を信じ、伝説のスモールフットを探す冒険の旅に出る。
そんなイエティと人間の絆の物語を盛り上げるのは、『ミニオンズ』のスタッフが贈る音楽と、「ヒプノシスマイク」で注目度急上昇中の木村昴や、宮野真守、早見沙織、立木文彦ら超豪華吹き替え声優陣が担当する劇中歌のシーン。冒頭で木村演じるミーゴの明るい楽曲から、宮野演じるパーシーのダンスナンバー、早見演じるミーチーが圧倒的な歌唱力で情感たっぷりに歌い上げる曲、立木演じるストーンキーパーのラップナンバーなど、バラエティに富んだ楽曲で作品が彩られている。また、シーンごとに流れる映像でも、村のイエティ全員でダンスしながら踊ったり、動画投稿やいいねをイメージさせるデジタルな世界を表現した映像や、ライトに照らされた巨大な壁画が動いたりと、シーンごとに流れるCGアニメーションの映像美でも楽しむことが出来るシーンだ。豪華声優陣が歌う多彩な劇中歌のシーンをスクリーンで存分に堪能して欲しい。
◎ロックバンド<クイーン>のヴォーカル、フレディ・マーキュリーの物語を不朽の名曲と共に描く『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年11月9日公開)
ロックバンド<クイーン>のリード・ヴォーカルにして史上最高のエンターテイナー、フレディ・マーキュリーの人生を描く本作。クイーンと言えば、「世界で最も売れたアーティスト」に名を連ね、マイケル・ジャクソンやエアロスミスらと共にロックの殿堂入りを果たし、日本でも世代を問わず誰もが耳にしたことのある伝説のロックバンドだ。そんなクイーンのリード・ヴォーカルであるフレディは、1991年に惜しくもこの世を去ってしまったが、米人気シンガーのケイティー・ペリーが「今も最も影響を受けている」と称賛するほどのアーティスト。彼の物語を、クイーンの現メンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーを音楽総指揮に迎えて映画化する。
劇中では、タイトルでもある「ボヘミアン・ラプソディ」や、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など28もの不朽の名曲たちのほとんどがフレディ自身の歌声でスクリーンに蘇る。数々の名曲に彩られながら、クイーン結成の瞬間や、「観客と共にパフォーマンスができる曲はどうだ?」というブライアン・メイの提案で「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が誕生する瞬間など、胸の高鳴るシーンがドラマティックに描かれる。この秋、悩める者、弱き者に捧げる、ミュージック・エンターテインメント開幕!
◎レディー・ガガ×ブラッドリー・クーパーで贈る、この冬最高のミュージック・エンターテイメント『アリー/スター誕生』(2018年12月21日公開)
主人公が歌の才能を見出されてスターダムを駆けあがっていく様を描き、1937年からこれまで何度か映画化されてきた物語を、新たにレディー・ガガ主演とブラッドリー・クーパー監督で描く本作。ベネチアやトロントなど、名だたる国際映画祭で絶賛され、そして米・辛口映画批評サイト ROTTEN TOMATOESで94%フレッシュを獲得するなど、早くも世界中で話題の注目作だ。ガガ演じるアリーは、音楽業界での成功を夢見ながらもなかなか芽が出ず、周囲からは容姿までも否定されながら、小さなバーで歌い続けていた。そんな時、クーパー演じる世界的ロックスターのジャクソンと出会う。彼に見出され、アリーは瞬く間にスターダムを駆けあがっていく。ジャクソンとも激しい恋に落ち、絆を深めていく二人だったが、アリーが成功を収めていく一方で、全盛期を過ぎてしまったジャクソンの栄光には、次第に陰りが見え始めていく。
元々はクリント・イーストウッドがメガホンを取る予定だった本作だが、『アメリカン・スナイパー』で彼とタッグを組んだクーパーがその意志を継いで映画化。ガガが、彼女自身の人生ともリンクするといわれるアリーの物語を、全身全霊の演技と、圧倒的な歌声で演じ切る。今冬、彼女の魂の歌声が、スクリーンを席巻すること間違いなしだ。
◎公開情報
『スモールフット』
2018年10月12日(金)より、全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
『ボヘミアン・ラプソディ』
2018年11月9日(金)より、 全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画
(C)2018 Twentieth Century Fox
『アリー/ スター誕生』
2018年12月21日(金)より、全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
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